【連載】発見せよ！#5 春はどこからやってくる？

樹木の葉が枯れ落ちる冬。草も種になるか、地上部は枯らして、根っこに栄養をためて厳しい寒さを乗り越えます。
命を削る、植物たちの毎年の厳しいやりとり。やがて暖かくなってくると、少しずつ風景が変化していきます。春になる前の冬の姿、変化が起きる前の自然を目に刻み付けておきましょう。

暖かくなって植物たちが芽吹いてくると、風景はやわらかい優しい緑色に包まれていきます。いったいどこから緑色に染まっていくのでしょうか？
その答えは、足元。地面から緑色に染まっていくのがわかります。
大きな木が葉っぱを広げて太陽を遮る前に、草たちが先に春を迎えたくさんの太陽を浴びよう！とするのです。

春の訪れとともに、咲き乱れるきれいな花々。 花や植物の写真を撮って、図鑑で調べてみましょう。名前が分かるとうれしくなります。

草たちが芽吹いてしばらくすると、木々も芽吹きます。
小さな葉っぱのかわいいこと！春の葉っぱのミニチュア展の始まりです。イチョウやモミジなど特徴的な葉っぱのミニチュアは、見ごたえもバッチリです。

葉っぱを落として冬を耐え忍んでいた木々。春の訪れとともに、いち早く葉っぱを生やしたくなるものでは？と思いませんか？
ところが、あえて花から咲いて、その時期の虫たちの注目を一手に浴びる木もあります。その代表が、春の代名詞サクラ。サクラは他の木よりも早く花を咲かせ、虫や鳥に優先的に花粉を運んでもらう木なのです。
葉っぱから芽吹く木ばかりではないのですね。

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