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2025.09.30 UPDATE
  • 宮原 悠

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    キャンプや焚き火のあと、炭箱の底や火床には細かい炭が残ります。現代では灰と一緒に捨ててしまうこの炭クズを使って、昔は「炭団(たどん)」を作ることがありました。炭団は炭を粉にして澱粉糊で固めたもの。火保ちのよい炭団は、囲炉裏や火鉢のなかで翌朝まで火を温存するのに使われました。今のような便利な着火具がない時代には、火を絶やさずつなぐことは重要な生活の技術でした。現代では火をつなぐ必要はなくなりましたが、キャンプや焚き火で出たクズ炭を集めて炭団を作れば、翌日の火起こしがぐっと楽になり、資源を無駄にしない満足感も得られます。

  • 近年、全国でクマ類による人身被害が増えています。今年8月には知床半島の羅臼岳登山道上でヒグマによる死亡事故も発生しました。クマとの共生を謳ってきた世界自然遺産での壮絶な事故のしらせに、多くの方が背筋の凍るような思いをしたと思います。最近は毎日のようにクマの事故が報じられ、人とクマとの関わり方、軋轢について、否応なく考えさせられる時代になってきました。 森に住まう、静かな隣人だったクマたちは今、私たち人間の生活圏に押し寄せてきています。ヒグマとツキノワグマの双方を追い、観察を続けてきた私自身、クマの行動や生息域の変化の早さに戸惑うほどです。普段から自然に遊ぶ人たちはもちろん、町に暮らす人にとっても、クマという動物は遠い自然の中の存在ではなくなってきました。 人とクマの接触が増えた現状をどう受け容れていけばいいのか。どのようにクマの存在を私たちの生活の中に受け入れていけばいいのか。自然写真家の目線から今後のクマとのつきあいかたを考えてみました。

  • 子どもを授かって出産し、外に連れ出せる時期を待つと、母親は1年以上本格的な運動を休むことになります。なかでも再開の見極めが難しいのが登山。長時間子どもから離れるわけにもいかないし、危ない場所に連れていくわけにもいきません。母親と父親、そして子どもの三者が無理なく登山を楽しむにはどうしたらいいのか……。親子登山初期の「おんぶ登山」の実践方法をご紹介します。

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“自然現象の不思議には、自分自身の眼で驚異しなければならぬ。”
寺田寅彦
寺田寅彦随筆集 / 小宮豊隆 編 / 岩波文庫
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