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2017.02.102132 views

“かんじき” を作って、ふかふかの雪の上を歩いてみよう

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チームヤムヤム

編集デザインチーム
自作のかんじきで、ふかふかを感じよう!

雪国に古くから伝わる「かんじき」は、柔らかい雪の上を歩くことのできる便利な道具。形や素材などいろいろなタイプがあり、冬の山仕事や登山などで使われてきました。輪っかになった部分により、雪面にかかる体重が分散され、雪面からの浮力が得られて沈み込みが少なくなり、雪に足がズボッと埋もれることなく歩けるのです。

今回は、厳冬の北海道・十勝から、北海道のアイヌの民具として伝わる「かんじき」の作り方を参考にしながら、身近な自然の素材を使ったかんじきを作ります。そして、できあがったかんじきを履いて、ふかふかの雪の上を歩いてみます。冬のアウトドア遊びとしても楽しめるので、ぜひ挑戦してみてください。

READY
準備するもの
  • コクワ、ヤマグワなど植物のつる

  • 麻紐

    50cm × 4本

  • 針金(太さ 0.7mm位~)

    50cm × 8本

  • 綿ロープ(太さ 15mm)

    3m × 4本

  • 綿ロープ(太さ 15mm)

    4m x 2本

  • ナイフ

  • 軍手

STEP 1

素材を集める

  • Sp 14297f8d 2677 4f24 b723 64b3fd955db5
  • Sp 835ef7cd 0a41 47a1 91c2 9f51d7e513b7
  • Sp aff4aa61 9122 481e 8571 dd22a8e62a53

北海道ではどんなかんじきが使われてきたのでしょう。参考資料をあたると、アイヌの人々に伝わる民具にその説明がありました。

柔らかい雪の上を歩くための軟雪用かんじきは、アイヌ語で「テシマ」(「テシ=滑る、マ=泳ぐ」)と呼ばれ、アイヌの人々はかんじきで雪の上を歩くことを「滑りながら泳ぐ」と表現していたそうです(萱野 1978)。厳冬期の柔らかい雪の上を歩きまわるのに重宝された道具でした。素材には、北海道に自生する「コクワ(サルナシ)」や「ヤマグワ」などのつるが使われていたようです。

ここでも、素材となるつるを集めてみましょう。コクワのつる(サルナシ)は、北海道から九州まで広く分布し、概ね標高600m以上の山間部に自生します。北海道では、平野にも自生するので比較的手に入りやすい素材です。野山を歩いて探してみたいところですが、今回は庭にコクワ棚のある友人から分けてもらい、つるを調達することができました。

コクワのつるを入手するのが難しい場合は、ぶどうのつるや、藤のつるでも作れます。身近にある自然の素材を探してみましょう。

POINT

輪をつくるために力を加えて曲げるため、つるのような丈夫でしなやかな素材が加工に適しています。

STEP 2

パーツを作る

  • Sp 51114167 0fd2 48ac 8f43 cd4255da6839
  • Sp 10fa1ef3 e3ba 4621 8c4e d5e05fcd88ea

ここでは、集めた素材で、かんじきのパーツを作ります。つるは皮をむき、80cm位の長さにカットし、同じものを4本用意します。次に、つるをU字に曲げて、開かないように麻紐などで結び固定します。つるが硬い場合は、一晩水に浸けておくとやわらかくなり、曲げやすくなります。

STEP 3

パーツを組み合わせる

  • Sp c54da5a0 8c83 4a75 916f d7a656487896
  • Sp a5702c5d 47fe 4da5 99fe 5cdefa1c45d7
  • Sp 77c4fc9c e198 4466 a102 4ff7602d06d7

U字に曲げたつるを、前後に組み合わせて、楕円形のかんじきを作ります。まず、連結部分に針金を巻いて固定します。1足につき4ヵ所、2足で合計8ヵ所を固定します。次に、その上からロープ(3mのもの)をぐるぐるとまいてしっかり結びつけ、そのままロープを左右に渡して、ブーツをのせる土台になる「足のせ」を作ります。足のせは、1足につき前後2カ所、2足で合計4カ所作ります。

POINT

足のせは、実際に履いているブーツを合わせながら作ると、位置など確認しながら作業ができます。

MATOME
まとめ

自分の作ったかんじきを履いて、誰の足跡もない雪原を一歩ずつ進んでいく。通常だと、ズボッと埋もれてしまうところを、かんじきを履くことでスイスイ歩けてしまう不思議な浮遊感を体感し、自然の雪の柔らかさをしっかりと味わってください。また、動物の足跡を探してみたり、冬ごもりの植物に触れてみたり、いろいろな発見があるはずです。

かんじき作りについては、植物のつるを使うほかにも、身近にあるいろいろな材料を使ってアレンジしてみてもいいですね。ぜひみなさんも手作りかんじきで、雪の上を歩いてみてください!

スノーブーツ: Sorel(ソレル)「ウィンターカーニバル」 http://www.sorel.jp/items/NL1495/
参考文献:萱野茂 1978「アイヌの民具」東京:すずさわ書店

GROW CHART
成長スコアチャート
野性3
4知性
2感性
アクティビティ
つくる
環境
山 ・ 森 ・ 街 ・ 田畑 ・ 公園
季節
所要時間
1日以上
対象年齢
小学校低学年以上
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