HOW TO

How To一覧
テーマ:大地
  • 荒井裕介

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    原始からある生活術「焚き火」! キャンプや野外活動ではなくてはならない存在ですが、何もないところから火を起こし、上手く火を扱うにはちょっとしたスキルが必要です。 「着火、焚き付け、細薪、薪」と焼べて、火種を次第に大きく育てる焚き火ですが、実はいかに熱を閉じ込め酸素を効率よく送るかがカギになります。そのことを意識しながら、火床をつくり火を育てると、思い通りに焚き火が操れるようになります。焚き火の基本は熱を逃さないこと! ここでは、キャンプ初心者でも、野外環境で特別な道具を使わずにできる、4つのブッシュクラフト的焚き火術を紹介します。 4つのブッシュクラフト的焚き火術 ・基本編 ・ディッキングファイヤー ・簡易ダコタファイヤー ・アップサイドダウン いずれも「熱を逃さない」基本的な原理は同じで、環境や目的に合わせた火床のつくり方を変えたものです。異なる焚き火スタイルを知ることで、焚き火の基本的な原理や手法が身につき、環境や目的に合わせた焚き火選びができるようになります。 ※このHow toでは、焚き火スタイルを紹介することを目的にしているため、燃料集めや着火については詳しく触れていません。知りたい方は、他の記事でも紹介されているので、参考にしてみてください。 https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/123 https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/63 ※ここでは、直下型焚き火を例にしていますが、キャンプ場や施設によっては直火を禁止しているところも多くあります。実施する前には必ず施設のルールを確認しましょう。もし直火がダメな場合でも、焚き火の原理については焚き火台を使ったものにも応用できるので、ぜひ参考にしてください。

  • たとえば、A地点からB地点までの5kmという距離の長さを、子どもに説明する場合、どうやって伝えますか? 家から学校までのX倍や、最寄り駅までのX倍という表現がすぐに思いつきますよね。ランニングなど距離と密接に関係するスポーツをやっている人ならばともかく、大人でも距離をイメージするには自分が実際に馴染みがあったり、経験した距離を思い浮かべると思います。何度も歩いた小学校への距離感覚って心のなかに染み込んでいませんか? 持論ですが、人は経験値からしか距離を思い浮かべられないと思うのです。 そんな体に染み込んだ「距離のものさし」のようなものを、子どもの頃から少しずつ広げてあげることができたら、やりたいこと、行きたい場所がどんどん広がり、想像力を自由に膨らませられる感覚が養えるのではないでしょうか? 私は、現在神奈川県の葉山町に住んでいるのですが、小学生の息子やその友人たちと一緒に、よく近所の野山を探検します。坂の向こうや曲がり角の先に何が広がっているのかを確かめたい、という探究心がその根底にあるのですが、同時に子どもにとっての「距離のものさし」をどうやったら広げていけるのかを、日々試行錯誤しているところです。 このHOW TOでは、そんな子どもの「距離のものさし」を、親子で一緒に育てる方法を紹介します。身近な環境で、子どもや友人ファミリーと試してみませんか?

  • 柴山元彦

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    当たり前のように眺めている、山々や渓谷といった美しい自然風景。こうした地球上にある凹凸は、地球が誕生してから何万年、何億年もかけて、大地のエネルギーによって作られたものです。大地の活動は、地震、火山の噴火などにあらわれ、その痕跡は、カルデラや断層地形などとして大地に刻まれてきました。日本の地形に見られる凹凸はというと、第四紀(260万年~現在)の地殻変動で作られたものがほとんどです。 地震の影響でよく知られるようになった「活断層」という専門用語は、ただただ地震を引き起こす怖いものとして記憶されているのではないでしょうか。この活断層こそが、第四紀に繰り返し活動があった断層で、日本の美しい風光明媚な景色を作ってきました。活断層は、まさに大地活動の化石! 活断層に目を向けて観察することは、大地、または地球のエネルギーを感じられる近道とも言えます。 このHow toでは、そんな活断層の仕組みや特徴、私たちの生活との関わりを解説し、実際に観察に出かける方法を紹介します。 ※上記の地図は、産業技術総合研究所地質調査総合センター「地質図Navi」にて、国土地理院の「地理院地図」を開き、産総研の「活断層データ」を表示しています。

  • つくらし

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    蜜蝋クレヨンって聞いたことありますか? 蜜蝋とは、ミツバチのお腹から分泌されて、巣づくりに使われる蝋(ロウ)のこと。この蜜蝋に、顔料(色の素)を混ぜてつくったのが蜜蝋クレヨンです。 クレヨンに使用される顔料には、さまざまなものがありますが、私たちの身のまわりにある土を混ぜても、カラフルな蜜蝋クレヨンをつくることができます。 「土なら茶色のクレヨンしかできないよね?」と思うかもしれませんが、身のまわりの土をよーく見てみてください。赤、黄、ピンク、グレー、紫など、さまざまな色の土があることに気がつくはず。 このHow toでは、あなたの身のまわりにある土を集めて、大地の色でカラフルな蜜蝋クレヨンをつくります。 ※STEP1~3は「大地の絵の具で絵を描こう」と同様の作業になります。 https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/159

  • 村越真

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    「登山に地図・コンパスは必須」と言われ続けていますが、本当でしょうか?最近ではスマホで現在地も分かります。スマホ・ICT機器時代の地図読みの意義を探りながら、地図とコンパスの基礎的な使い方を身につけてみませんか。 ポイントは、「等高線の読解」と「何のために地図を見るか?」という目的意識を明確に持つこと。野山に出て地図を使う経験を少しずつ積めば、暗号のような地図も、様々な情報をあなたに語りかけてくれます。コンパスもまた、使う目的を明確にし、シンプルな機能を使いこなすことで、アウトドアで役に立つ相棒としての機能が最大限に発揮できます。 地図やコンパスを使ってアウトドアに出ると、これまでと違った見方で自然を見ることもできます。見えなかった世界が見えてきます。そこから、山の新たな愉しみも生まれることでしょう。 前編では、準備(図読の楽しみを知る)から練習(机上読図、初歩の読図)までを紹介しました。後編では、実践から応用(GPSや高度計の活用、ナヴィゲーションスポーツ)を紹介します。 「地図を読む、そしてその先へ <前編>」 https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/195

  • 竹内洋岳

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    想像力を味方につけると、山登りの楽しみや可能性は無限に広がります。 登山、とりわけ私がやっているような高所登山は「想像のスポーツ」です。それは、「この山に登ろう!」と決め、具体的な計画を頭に思い描いたときからはじまり、実際に山へ入り再び戻るまで、感覚の全てを使って次に起こりうることを予測します。 登山家は、山という大いなる自然の中で、想像の競争をしているといってもいいでしょう。そしてその想像は、ときに目標の山に登るための原動力となり、また安全に山での行動を支えてくれる道しるべにもなります。 私が、エヴェレストを筆頭に、地球上に14座ある標高8,000メートル峰の山々を完登できたのも、この想像力のおかげといえます。想像力と本能的に感じ取る恐怖心を駆使して危険を回避し、生きて返ってくることは、登山の本質とも言えます。いかに多方向に、いかに多重に先を読んで行動できているかが、楽しく安全な登山になるかを左右し、それまで踏み入ることのできないような領域に押し上げてくれます。 これは、何も8000メートルを超える高所登山だけに限ったことではなく、低山でも言えること。ここでは、そんな登山の可能性を広げてくれる「想像力の使い方」をいくつかご紹介します。

  • 村越真

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    「登山に地図・コンパスは必須」と言われ続けていますが、本当でしょうか?最近ではスマホで現在地も分かります。スマホ・ICT機器時代の地図読みの意義を探りながら、地図とコンパスの基礎的な使い方を身につけてみませんか。 ポイントは、「等高線の読解」と「何のために地図を見るか?」という目的意識を明確に持つこと。野山に出て地図を使う経験を少しずつ積めば、暗号のような地図も、様々な情報をあなたに語りかけてくれます。コンパスもまた、使う目的を明確にし、シンプルな機能を使いこなすことで、アウトドアで役に立つ相棒としての機能が最大限に発揮できます。 地図やコンパスを使ってアウトドアに出ると、これまでと違った見方で自然を見ることもできます。見えなかった世界が見えてきます。そこから、山の新たな愉しみも生まれることでしょう。 前編では、準備(読図の楽しみを知る)から練習(机上読図、初歩の読図)までを、後編では、実践から応用(高度計やGPSの活用、ナビゲーションスポーツにチャレンジ)までを紹介します。

  • 阿部 雅世

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    デザイン体操は、自然がデザインした『美しいお宝』を発見する、宝探しエクササイズ。自然に潜在する不思議を知覚し、お宝発見の喜びを分かちあいながら、子どもの世界を無限大に広げるデザイン演習シリーズです。 今回のテーマは、四つの直角に守られ不思議な力を秘めた形『正方形』のお宝探し。正方形は、人工的な形と思われていますが、よくよく探せば、自然の中にもたくさん存在します。これから割れようとする木の幹の皮や、つぼみ、種、四枚の花弁やガクの中にもあります。自然の中に隠れている『美しい正方形』のお宝を発見して、身近な自然の中にある幾何学を体感しましょう。 【連載】親子で楽しむデザイン体操 #1  美しい円形を発見しよう*初級 https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/181 #2  美しい三角形を発見しよう*初級 https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/185

  • 新井文彦

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    きのこを植物の仲間だと思っている人がいるかもしれませんが、きのこは、カビや酵母と同じ菌類。植物よりも動物に近い生きものです。ですから、光合成をすることができないので、生きていくためには何かを食べなければなりません。 きのこは、枯木や枯葉などから生える「腐生菌(ふせいきん)」、生きている植物や動物や菌類から生える「寄生菌(きせいきん)」、植物と一緒につくった、菌根という器官を通じてお互いに栄養のやりとりをする「共生菌(菌根菌=きんこんきん)」と、大きく3つに分けることができます。つまり、きのこが生えている場所は、そのきのこが好きな「食べ物」があるところなのです。 今回は、たくさんの種類があるきのこの中でも、生きている虫などにとりついてその虫を栄養にし、結果的には殺してしまう「冬虫夏草」という、ちょっぴり不思議なきのこに注目します。一緒に楽しみましょう。

  • 阿部 雅世

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    デザイン体操は、自然がデザインした『美しいお宝』を発見する、宝探しエクササイズ。自然に潜在する不思議を知覚し、お宝発見の喜びを分かちあいながら、子どもの世界を無限大に広げるデザイン演習シリーズです。 今回のテーマは、最も安定した形であり、様々な形の原型となる形『三角形』のお宝探し。飛行機雲が作る三角形から、枝が織りなす三角形、花のつぼみの中の三角形、虫や鳥の体の三角形まで、お宝の『美しい三角形』を発見して、身近な自然の中にある幾何学を体感しましょう。

  • 大内 征

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    登山と聞いて、どんなことをイメージしますか? おそらく「高い山を目指すこと」とか「体力が必要で大変!」という印象が強いのではないでしょうか。確かに苦労はしますが、それを乗り越え、高嶺の頂で味わう絶景と達成感は格別なもの。心揺さぶる非日常の世界を“わざわざ”見に行くことは、登山ならではの醍醐味と言えます。そこまで行かなければ見ることができない景色を求めてより高いところを目指す……ぼくも最初はそうでした。 しかし、山の登り方は人ぞれぞれ、楽しみ方もたくさんあるはず。同じ山に十人の仲間たちと登ったとして、道中で感じることや見えている景色が十人十色になることも登山ならではの面白さ。でも、それでいいと思うのです。 そんなぼくはというと、自分らしい山の楽しみ方を探求していく中で、歴史や昔話の伝わる低山を舞台に、その物語を辿って歩く面白さーーいわば「文系」な登山の楽しみ方ーーに目覚めました。そんな登山の文系な楽しみ方を、ここで分かち合うことができれば嬉しく思います。ハードな登山とは異なる、歴史文化に触れる低山里山歩き。ではでは、さっそく出かけてみましょう。

  • 阿部 雅世

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    デザイン体操は、自然がデザインした『美しいお宝』を発見する、宝探しエクササイズ。自然に潜在する不思議を知覚し、お宝発見の喜びを分かちあいながら、子どもの世界を無限大に広げるデザイン演習シリーズです。 街中の公園の慎ましい自然の中にも、地球のすべての不思議と永遠の美が存在します。偉大な学者が生涯をかけても研究しつくせないほどの不思議が、その中に凝縮されています。好奇心「センス・オブ・ワンダー」を全開にして、芸術家としての直感を研ぎ澄まし、科学者の眼で身のまわりの自然を観察する。そして発見の喜びを分かちあい、その先にあるさらなる不思議に想像を膨らませる――デザイン体操の「観察ー発見ー記録ー想像」のステップは、不思議の世界に飛び込むための助走のステップでもあります。 この演習は一人でもできますが、子どもと大人でチームを組んで実践するのが理想的。発見には、子どもの目が断然に有利で、発見を詳細に記録し、発見の向こうの想像を膨らますためには大人の手助けが必要だからです。 今回のテーマは『美しい円形』の発見。それでは、身近な自然の中に隠れている『美しい円形』の宝探しを、子どもといっしょに始めてみましょう。

  • 米山 悟

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    北米の北極圏、地球上で最も寒さの厳しい地域に住む先住民族「イヌイット」が、古くから活用している「イグルー(igloo)」は、雪をブロック状にカットして積み上げて作るドーム型簡易住居。イグルーの中に入ってみると、そこは驚くほど静かで、想像以上に暖かく快適に過ごせる不思議な空間です。 森林限界より北の地域では、木材などは手に入らないため、雪は唯一で豊富な建築資材。魚やアザラシなどを捕りながら、定期的に移動し生活を続ける彼らには、時間や手間をかけずに周りにある雪で建てられるイグルーは、過酷な環境に順応するために編み出した手法のひとつ。 そんな便利なイグルーは、同じように過酷な環境に追いやられる雪山登山などでも、悪天候の際にテントよりも頼りになるシェルターとして役に立ちます。周りの雪を使って作れるため、テント無しで軽量の長期山行ができます。また怪我などのトラブルでメンバーがその場から動けなくなった時なども役立ちます。気象遭難、低体温症で疲労凍死という恐れがなくなり、大きな自信になります。また何より、自然の中で、自然の素材を使って作ることは、その素材と向き合い、観察し、特徴や性質を深く理解することに繋がります。 このHOW TOでは、イヌイットの作り方とは異なりますが、これまで30年あまりの雪山登山で、100以上のイグルーを作って習得した、誰でも簡単に作れるイグルーの作り方を紹介します。一度身につけておけば、いざという時に命を守る、確実で力強い生存技術になります。「雪山登山などは行わない…」という方でも、積雪が50cmを超え、ある程度気温が低い地域であれば、簡単に作ることができるので、挑戦してみてはいかがでしょう。 ※近年、イヌイットの生活も定住化が進んでおり、イグルーに住む人々も減少しているようです。

  • 宮原 悠

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    最近、縄文文化が注目を浴びています。縄文、というとまず思い浮かべるのはなんといっても縄文土器ではないでしょうか。有名な火焔型土器(かえんがたどき)のようなものから、煮炊きに使用する器まで、縄文の遺跡からは必ずといっていいほど土器が出土しています。縄文土器は、移動しながらの採集・狩猟生活が定住型の生活に変わったことで生まれ、発達したと言われています。 土器は、現代でもレンガや植木鉢などに使われている原始的な技術です。自然から採取する粘土を焼いた=素焼きしたもので、焼成することで化学変化を起こし硬化します。 原始の魅力たっぷりの土器、現代でも自然の中のものを使って自分で作ることができます。縄文の暮らしを想像しながら、土器の基礎技術となる素焼きにチャレンジしてみましょう。 ※注意事項 ・焚き火をする際はやけどなどに十分注意してください ・子供は必ず大人と一緒に作業しましょう

  • 中沢清

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    マウンテンバイク(以下「MTB」)は、名前の通り、山道を走ることを目的とした自転車です。一般的に自転車は移動手段として捉えることが多いですが、MTBは自然の中を駆け巡る遊び道具です。 ここでは、MTBによる自然との遊びをとおして、子供がMTBに乗れるようになるまでの過程を紹介します。 たとえ乗れるようにならなくとも、子供が自然の香りや音、空気を感じとりながら楽しく遊んでくれればOKです。「子供は遊びの天才!」自由な発想が次々と浮かびあがり自発的に遊びをつくりだしていきます。夢中になっているうちに、気付いたらMTBに乗れるようになっているかもしれません。 安全第一で周りのことにも注意を払うことも忘れずに。