生まれては消えていく波。それはまるで生き物のようです。しかし、神秘的に思える波も地球物理の原則によって発生します。そして、自然の恩恵を楽しむサーフィンにも、その裏には科学的な原理・原則が潜んでいます。科学的に波を理解し、良い波に巡り会えるようになりましょう。
森、海、川、山、原……。さまざまな環境が生き物観察のフィールドになりえますが、なかでも多様な生き物を一度に目にできる場所が潮だまり。魚や貝、カニ、タコ、ヒトデといったバラエティに富む面々を特別な道具や修練なしでも簡単に見ることができます。潮だまりにこんなにも生き物が多い理由は、潮の満ち引きに合わせて陸と海が入れ替わる特殊な環境だから。大潮の日の数時間、海が公開してくれる生き物の世界をのぞいてみませんか? \ PRO TREK PRW-61 × WILD MIND GO! GO! / ケース・バンド・裏蓋に、植物由来の再生可能素材 「バイオマスプラスチック」を採用したPRO TREKのエコモデル! 詳しくは<a href="https://www.casio.com/jp/watches/protrek/products/prw-61/">コチラから</a>
食卓に欠かせない伝統食のひとつ、豆腐。日本人にはとてもなじみ深い食材ですが、実際に作ったことのある人は少ないのではないでしょうか? 豆腐の素材は大豆を絞った豆乳とにがりです。豆乳に含まれるタンパク質をにがりで固めることによって豆腐は作られます。 それでは、にがりとはいったいなんでしょう。その正体は海の水。海水を煮て水を蒸発させると、最後に塩といくつものミネラルを含んだ溶液が残ります。この溶液がにがりです。にがりと塩を作るのは簡単。海水を煮詰めて濾すだけで塩とにがりを分離できます。 いくつかの鍋と豆乳があれば、自分で取ったにがりで豆腐を作ることができます。今度の海遊びでは、美味しい豆腐を海の水から作ってみませんか? \ PRO TREK PRW-61 × WILD MIND GO! GO! / ケース・バンド・裏蓋に、植物由来の再生可能素材 「バイオマスプラスチック」を採用したPRO TREKのエコモデル! 詳しくは<a href="https://www.casio.com/jp/watches/protrek/products/prw-61/">コチラから</a>
皆さんは魚醤を知っていますか?魚醤は、魚を発酵させて作る調味料で、世界中で作られている「うま味調味料」です。最古の文献がある古代ローマでは、魚醤は高価な香水と同等の価値を持っていたと言われています。イタリア料理に欠かせないアンチョビ(塩蔵イワシのオイル漬け)もここから生まれました。その他にも、アジアのナンプラーや、皆さんがよく使うケチャップやウスターソースも魚醤がルーツです。日本の魚醤では、「しょっつる」や「いしる」が知られていますね。 魚醤と言っても、多くの皆さんはピンとこないかもしれませんが、わかりやすく言うと、「魚肉を日本の味噌や醤油のように発酵させたもの」で、発酵の基本がわかっていれば簡単に作ることができます。 味噌作りの次のステップとして、魚醤作りに挑戦し、新しい発酵の扉を開いてみませんか? 味噌作りのHow toはこちら 人と微生物の美味しい共演!「手づくり味噌」を育てよう! https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/83
魚は種類によって口の構造が異なります。口の構造に限らず、あらゆる魚の体のフォルムの違いには、生息域にあわせた捕食スタイルによって大きく影響があるようです。それは、魚が進化の過程で身につけてきたデザインともいえるでしょう。 このHow toでは、普段食卓にあがる身近な魚で口の構造を観察し、海で泳いでいた時はどんな捕食をしていたか、またどうしてそんな構造になったのか想像してみることで、進化のデザインに触れてみます。
水晶(すいしょう)、ヒスイ、ガーネット、……。 憧れの天然石は、実は近くの川原や海辺で簡単に見つけられるのを知っていますか?特に日本は、石の種類が豊富で「石の標本箱」とも言われており、世界で約4,500種あるとされる鉱物のほぼ半分以上が日本で見つかっています。これらは、おおよそ何億年も前に自然によってつくり出されたもので、長い年月を経て削り出され、私たちにも比較的アクセスしやすい川原や海辺などに流れ着きます。天然石(一部を除きほとんどが鉱物)を手にすることは、いわば地球の成り立ちに触れるきっかけになります。 このHow toでは、初めて天然石を探しに行こうという方のために、川原や海辺で比較的簡単に見つけられる「水晶」を例に、天然石を探す方法を紹介します。川原や海辺の石は、意識を向けなければただの石ですが、見方を変えると宝物にもなります。自分だけの宝物を探してみませんか?
自然の中に入っていくと、風景に目を奪われるだけでなく、身体や足でもいろいろな心地を感じ取ります。砂利道や落ち葉道のような音が聞こえてくる道もあれば、芝生や砂地の沈み込み方、ぬかるみで体のバランスが不安定になるなど、全身でその土地を感じることができます。目に見える光景だけでなく、大地を踏みしめる感覚から、自然をより深く味わってみませんか? 実際に自然の中に足を運んで、身体で得たその土地の体験を、HapticScape(ハプティックスケープ)と呼んでいます。このHow toでは、自然を通して得られる多様な触感を視覚情報に置き換えて、主観的な感覚である「歩き心地」をHapticScapeとして描きます。自分の主観的な体験を俯瞰して眺めてみることや、他の人と共有することを目標に取り組んでみましょう。 HapticScapeをつくる手順は大きく3つに分かれます。第一に、自然の中に分け入って「歩き心地」をゆっくりと確かめます。そして、その体験を視覚的なハッチングで表現し、記録してゆきます。ここでいうハッチングとは、線画によるテクスチャのことを指しています。第二に、歩いた自然の中で、特に印象残った場所の風景をスケッチとして描きます。最後に、はじめに記録したハッチングを、描いたスケッチに書き込みます。
9月はシュノーケリングに最も適した季節。海水温は8月とそれほど変わりませんが、初秋の磯は盛夏のころより魚の数が多くなり、透明度もぐんと高くなります。つまり、真夏並みの水温がありながら魚影が濃いのが9月の海なのです。 シュノーケリングで海中散歩するだけでも十分楽しめますが、狩猟本能が発達した人におすすめしたい遊びが「泳ぎ釣り」。泳ぎながら魚の潜んでいそうな場所を探し、そこに餌を送りこんで釣り上げるアグレッシブな釣りです。 魚の姿を見ながら釣り上げる泳ぎ釣りは、種類ごとに異なる餌の取り方や、生態の違いを観察するのにもうってつけ。いろんな餌やアプローチで魚たちにせまってみましょう。 【連載】野生児育成計画 #1 大潮の夜を探検! 真夜中の磯遊び https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/67 #2 「水切り」と「遠投」をマスターせよ! https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/79 #3 木の枝からパチンコを作る! https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/93 #4 焚き火を使って「干し肉」を作る! https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/97 #5 春の小川で「草摘み」に挑戦! https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/100 #6 潮干狩りで狩猟採集生活にデビュー! https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/102 #7 空き缶でウッドガスストーブを作る! https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/112 #8 五寸釘を七輪で熱してナイフを作る! https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/118 #9 夏の夜の雑木林を探検! https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/127 #10「カラムシ」の繊維で紐を作ろう https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/135 #11 魚の多い秋の磯で、シュノーケリングで泳ぎ釣り! https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/141
ウミホタルとは、体長3mm程度の透明で硬い殻と関節をもつ節足動物で、カイミジンコの仲間。 日本では、太平洋沿岸で「キレイ・海底が砂地・周りが暗い」という条件がそろった海に多く生息しています。ウミホタルは通常、日中は海底で生息していますが、夜になると活発に海中で捕食活動をします。仲間に危険を知らせるためや求愛行動のため、体から酵素を出し、青白く光ります。そんなウミホタルは、自分で採集して観察することができます。 ※採集をする時は、必ず大人と一緒に行いましょう。 ※安全のため、救命用うきわとライフジャケットを準備しましょう。 ※堤防によっては、立ち入りが禁止されている場所があります。あらかじめ確認しましょう。
干物は、保存力を高めつつうま味成分が高まり、食品としても重宝され、古くは縄文時代から今日に至るまで盛んに作られています。販売されている干物は品質がよく、とてもおいしいものです。ですが、この干物は自分でも作ることができ、味付けも自分で調整することができます。干物といってもさまざまな製法がありますが、なかでも素干しの作り方はカンタン。魚を腹開きで開いて内臓など不要な部分を取り払い、海水と同じ濃度の塩水に浸けて天日や陰干し、もしくは一夜干し(夜間に干す)、風通しのよい場所で干して水分を軽く飛ばすだけ。 普段のおかずにももちろんですが、屋外で釣りをしてクーラーボックスがない時などに役立つ便利なスキルです。今回は干し網作りから解説していますが、極端に言えば、魚とナイフ、塩と水あればできるものです。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
海岸にはさまざまな漂着物が届きます。ビーチコーミングは、そんな漂着物を拾い集める楽しみです。浜辺で拾うと言えば「貝拾い!」ですけど、貝拾いはビーチコーミングの一部に過ぎません。少し気を付けて浜を歩くと、本当にビックリするほどいろいろな物が打ち上がっています。そしてその中に「あっ!これキレイ!」「かっこいい!」「可愛い?」「なんだこりゃ?」と思える物が見つかるのです。 ぼくは歩いて3分で海岸に出ることができるところに住んでいるので、日常的にちょっと海岸を散歩してビーチコーミングを楽しんでいます。部屋に戻ると海から持ち帰った物が本当にたくさん保管されています。貝殻類の多くはぼくの奥さんが集めた物ですが、ぼくは石ころ、流木、おもちゃ、陶器片、漁具などのゴミ(笑)担当です。 そんなビーチコーミングの達人!であるぼくが、いったい何を拾えばいいんだろう?探し方や拾い方のコツ。持って帰ってどうしよう。何か気を付けることはない?といった疑問に応えましょう。我が家のコレクションもちょっと見てくださいね。みなさんの感性が試されます!
夏になると海水浴などで、海辺に出かける機会が増えるのではないでしょうか?このHow toでは、海辺で比較的見つけやすい石を使った「石花(ロックバランシング)」を紹介します。 石花とは、岩や石を積み上げるアート。今まで基本編として「石を立ててみよう!」、アレンジ編として「石ぼうず」、「拮抗立ち(カウンターバランス)」など、石花の楽しさを紹介してきました。 基本編:石を立ててみよう! http://gogo.wildmind.jp/feed/howto/5 アレンジ編:石ぼうず http://gogo.wildmind.jp/feed/howto/60 アレンジ編:拮抗立ち http://gogo.wildmind.jp/feed/howto/62 今回は、海辺で比較的見つけやすい「角の丸くなった石」、「薄く平たくなった石」を使った石花のアレンジ編「重ね斜め立ち」に挑戦します。「STEP 5.石を立てる」では、実際に石を立てている動画も見られます。
魚を捌くことは、サバイバルスキルが上がるだけではありません。魚の体の構造を知ることができたり、魚がどんな食生活をしているのか知る手がかりとなります。 捌くときに、胃袋を開けてみましょう。例えば、胃袋の中にカニがあれば、その魚は捕食のために海の底にいたことがわかります。本来は小魚をメインに食べるはずの魚だとすれば、カニを食べていた理由はなんだろう? 海流に小魚が回っていなかったのかもしれません。それとも、水温が低くて泳ぎ回る活力がなく、単に底にいたからかもしれません。そうやって胃袋にあった餌から、その魚がどうしていたかを想像することで、魚や海全体のサイクルを意識するきっかけになると思います。そうしたイメージの積み重ねで、次に魚を釣るときのヒントのひとつとなるかもしれません。調理をするために魚を捌くだけではなく、自然のヒントを得るきっかけにもなります。
空から景色を眺める、撮影してみる、という欲求は、昔から人々の心を掴んではなしません。しかし飛行機やヘリコプターが登場し、ドローンが普及してきた現代でも、自分で気軽に空から写真を撮っている人は、ほとんどいないのではないでしょうか。 前回の記事では、カイトを製作する方法を試行錯誤する過程も含めてお伝えしました。今回は製作したカイトとカメラを使って、実際に空からの映像を撮影する方法をお伝えします。 気温も高くなり、気持ちのいい春風が吹く日も増えてきましたので、皆様も前回の記事を参考にカイトを製作し、カイトとカメラを持って近くの公園や砂浜へ空撮に出かけてみましょう。カイトを空に上げて、鳥の目線で風景を撮影することはとても楽しいですよ。 前回の記事 https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/99
海辺の生物は、どのように水の中で暮らしているのでしょうか? 海水の透明度が高いと陸からも魚影を確認できますが、基本的に海面は太陽の光によって反射し、陸からは魚の姿はあまり見えません。 しかし、もし水の中をデジタルカメラなどで撮影できれば、さまざまな生き物の姿を観察できるでしょう。私たちが普段食べている魚や貝、甲殻類や軟体動物は、潮の満ち引き、流れや透明度、めまぐるしく変化する海中でたくましく生きています。こうした生物のイキイキとした姿を観たり、自分で魚がいるポイントを現地で探すことは、自然界を理解するひとつの手立てとなるでしょう。 海辺の場合、「磯」や「堤防・桟橋」が生き物に出会えるオススメのスポットになります。防水のデジタルカメラを使って、海辺の生き物を観察してみましょう。 ここでは、カシオのデジタルカメラ(EX-FR110HとEX-FR100)を使用します。カメラとコントローラーを分離して利用できるので、カメラを水の中につけて、撮影を行うことができます。EX-FR110Hは高感度撮影もできるので、暗い岩場もきれいに撮影できます。 EX-FR100:http://casio.jp/dc/products/ex_fr100/ EX-FR110H:http://casio.jp/dc/products/ex_fr110h/