2016.08.121336 views

森を歩く

3

山路歩

NPO法人体験学習研究会プロデュサー

近所の身近な森の中をゆっくり歩いてみましょう。歩くといっても目的地はありません。その森をゆっくり歩きながら、様々なものを見て、聞いて、感じましょう。森には、その森に住む植物や生き物が育んできた歴史や時間の流れがあります。時にせめぎあいながら、一方では、生活空間や日光を分け合いながら調和をつくっています。その営みに触れ、「なぜその森が今の様子を形成しているのか?」を想像しながら歩きましょう。また、定期的に森歩きをすることで、春・夏・秋・冬と季節ごとに装いを変化させる森の様子を観察しましょう。このHow toでは、視点や目的をもって、森歩きをすることで、ことがら同士の関係をとらえながら、自らの持つ想像力を使う体験をします。

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READY
準備するもの
  • 特になし

STEP 1

家の近くの森をさがす

自分の家の近くにあり、定期的に散策できる森や林を探します。整備された公園内にある森なども良いでしょう。

POINT

様々な植物がはえる森であればあるほど、想像力が刺激され、たくさんの「問い」がうまれる体験につながります。行きたい時に気軽に行けるような、家の周辺にある森選びをおすすめします。

STEP 2

森を歩く

森の中をゆっくり歩きます。その中で、目にとまった植物の色や様子を観察します。時には、たちどまって葉を触ったり、匂いをかいでみます。

POINT

自分のお気に入りの木を選ぶと、その変化を楽しむことができます。定期的に観察することで、変化やちがいを確認しましょう。

STEP 3

ことがら同士の結びつきを想像する

森の中を観察しながら、自分だけの「問い」をつくります。なぜ、この木はここに生えているのか?なぜこの木の葉は、こんなカタチをしているの?など。自分だけの「問い」に模範解答はありません、自由につくりましょう。

POINT

違いや共通点など、観察したことをもとにつくるのも良いですし、「なんとなく~」から生まれる「問い」も大切にしましょう。誰かと一緒に森を歩くのならば、その「問い」をお互いに話し合ってみましょう。

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まとめ

森は、その中にいるだけでリラックスできたり、心や体をリフレッシュさせてくれます。さらに、森と親しむために、「これをみよう!」という視点や目的をもって森歩きをしてみましょう。その体験は、想像する力を刺激し、あなただけの「問い」づくりをどんどん加速させていくでしょう。そして、この「問い」をつくる力は、あなた自身が、この先も「学び続ける」大きな原動力となっていくはずです。さあ、森に出かけましょう。

GROW CHART
成長スコアチャート
野性3
2知性
4感性
アクティビティ
感じる
環境
季節
春 ・ 夏 ・ 秋 ・ 冬
所要時間
1時間~3時間
対象年齢
4才以上(保護者同伴)
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