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2016.08.121658 views

食材は近所にある!「道草」を食べてみよう

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藤原祥弘

エディター/ライター

それと意識しなければ気がつきませんが、私たちの身近にある野草には食べられるものがたくさんあります。ほんの数十年前まで、身近な山野草の採集は「草摘み」と呼ばれて、楽しみと実益を兼ね備える女性の遊びでした。現代でも、「食べられるものないかな」という視線をもって散歩してみれば、そこここに美味しい野草を見つけられるはず。道草の食い方を覚えて、身近な食べられる野草とお近づきになりましょう!

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READY
準備するもの
  • ビニール袋

STEP 1

まずは定番の3種からデビュー!

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  • Sp 8ee1ce53 cea3 4d2a 92f5 0bf87f703dd8
    クズ
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    ヤブガラシ
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    ドクダミ

美味しい野草はたくさんありますが、「どこにでもある」という条件がつくと話は別。食べられる野草は、「美味しいけれどなかなか出会えないもの」、あるいは、「どこにでもあるけれど美味しくないもの」が大半を占めます。しかし、「どこにでもあって、そこそこ美味しい」という条件に当てはまるのが、クズ、ヤブガラシ、ドクダミの3種の野草。市街地~郊外ならどこにでも生えており、資源の量も十分。春はとくに柔らかくて太いものが採れますが、夏になっても、新しく伸びた部分は美味しく食べることができます。採集は、柔らかい部分を選んで食べる分だけ収穫し、ビニール袋などで持ち帰りましょう。

POINT

クズ
全国の山野に自生するツル植物。食物としての利用では、根から取られるデンプン「葛粉」が有名だが、新芽もなかなかの実力派。天ぷらにすればクセのないホクホクとした食感が楽しめる。晩夏に咲く花も食べられる。

ヤブガラシ
全国の市街地~山野に自生するツル植物。「藪枯らし」の名の通り、ほかの木を覆うように葉を茂らせる。旺盛に伸びる若い芽はアクが少なく、さっとゆがいておひたしなどに。春にはとくに太い若芽が採れる。

ドクダミ
全国に自生。踏んだりちぎったりすると独特の臭気がたつ。このにおいから嫌われるものの、漢方では「十薬」と呼ばれ、薬効の高い薬草として重んじられる。葉を乾燥させて煎じて飲む「ドクダミ茶」も有名。

STEP 2

道草料理は天ぷらでデビュー

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野菜に比べて、独特のにおいやクセがある山野草。調理に際しては、灰汁で煮るなどいろんな方法が取られますが、いちばん簡単なのは油で揚げてしまうこと。加熱によって匂い成分が分解したり、油に溶け出して格段に食べやすくなります。また、同じ調理法で複数の植物を処理できるので、草ごとの味の違いもわかりやすくなります。採集した若芽は水でよく洗ってから衣をつけ、油の中へ。ほどよく揚げ色がついたところで引き上げ、塩を振って食べてみましょう。家の近くで採れた道草を食べるのは、ちょっとした感動があるはずです。ただし、多食は禁物。やはり野菜に比べるとアクが強いので、お腹いっぱい食べるのではなく、夕食の一品に加える程度から、お近づきになっていきましょう。

MATOME
まとめ

野生動物の1日の仕事のほとんどが食べ物を探すこと。そして、ほんの数十世代前まで、私たち人間にとっても最大の関心事は食べ物を探すことでした。それなのに、現代の私たちは自分で食べ物を探すことをしていません。道草の天ぷらには、それまでは「雑草」だったものを「食べ物」に変えるだけでなく、人間が何万年も取り組んできた狩猟採集に望む心を思い出させる効果もあります。草摘みはたいへん楽しい遊びですが、気をつけたいのが毒草の誤食。絶対にまちがわない自信があるものを少量ずつ採るところからスタートしましょう。

※自然公園や施設の管理区域では、そこに生えている植物の採取が禁止されていることがあります。必ず管理者に確認してから行いましょう。

※野生食材採集のルール
野生食材の採集と喫食には危険と責任が伴います。動物・植物ともに食用種にそっくりな有毒種があります。食用種であっても農薬や化学物質によって汚染されていることもあります。食毒の判定に絶対の自信がない場合は採集物を口にしないでください。地域によっては、紹介した食材の採集や漁法が禁じられていることもあります。楽しむ際は地域のルールを確認してください。また、私有地へ立ち入っての採集は厳禁です。採集が禁じられていない動植物や場所でも、過度の採集は慎みましょう。資源量が少ない場所や食材では「自分で食べる分だけ」であっても、過度の採集になりえます。自然をよく観察し、大きな負荷を与えない採集に努めましょう。

GROW CHART
成長スコアチャート
野性3
4知性
2感性
アクティビティ
食べる
環境
山 ・ 川 ・ 街
季節
春 ・ 夏
所要時間
30分~60分
対象年齢
小学校低学年以上
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