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2016.09.201747 views

あなたの住んでいる「流域」と「川」を探して「流域地図」をつくろう

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柳瀬博一

NPO法人 小網代野外活動調整会議 副代表

みんなが暮らしているあらゆる場所は、必ずどこかの川の流域にあります。
でも、現在、ほとんどの人は、自分の住んでいる場所が、どの川の流域に暮らしているのか、考えたことも、意識したこともありません。とりわけ、都会の場合、地元の川は暗渠になって埋められ、下水道になったり、緑道になったりしていて、川そのものを見ることすらできないことが多いはず。
人間を含めたあらゆる生き物は、水の流れが作った流域のかたちに寄り添って暮らし、進化してきました。「四大文明」が巨大河川の流域に誕生したように、人々の暮らしは、街の作り方、農業の進め方、物流や交通に至るまで、河川流域と一緒で発達しました。
さらに、自然災害は、今も昔も、河川流域の形に沿って起きます。集中豪雨や台風による洪水や浸水被害、さらには土砂崩れ、あるいは津波被害も。 
そこで、このHow toでは、みなさんの自宅のある流域とその中心を流れる川を見つけることで、みなさんが、たとえ都会のど真ん中であろうと、いまも地球上の自然の中に暮らしていることを、再発見していただきたく思います。

* 小学校高学年に満たないお子さんは、大人と一緒に体験しましょう。

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STEP 1

まず、自宅の周りの「川」を探す

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最初に自宅の周りで「川」を探してみましょう。大きな川のほとりに住んでいたらすぐに見つかりますが、案外もっと小さな小川があったりするかもしれません。まずは、インターネットのGoogleマップ(https://maps.google.co.jp/) などを使って、自宅近所の川を探して、川まで行ってみましょう!  

STEP 2

自宅の周りの「水無し川」を探す

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    「元・川」らしき道
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    緑道
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    道に並ぶマンホール

もしかしたら街中に暮らしていると、近所に川なんかない、というひともいるかもしれません。でも、一見、川がないように見える地域にも必ず川はあります。ただし、昔は流れていた川を、下水道にして道路の下に隠したり、緑道に変えたりしているケースがあります。そんな「暗渠」(道の下に押し込められた川)になった「元・川」を探してみましょう。
探し方は2つ。
まずは、自分の足で。家を出たら、低いほうへ低いほうへ歩いてみましょう。すると、周囲からみていちばん低いところに、くねくねとした道にぶつかったり、緑道にぶつかったりすることがあります。道の場合は、下水道のマンホールがいくつもならんでいて、道沿いに商店街があったりしたら、大概そこは「元・川」です。
次に、インターネットの地図で。いまはGoogleが、「河川&暗渠ルートマップ」を公開しています。自宅の近所をこのマップで確認すると、地面の下に流れる「暗渠」=「元・川」の場所がわかります。実際に、自宅近所の「元・川」がどんな様子になっているのか、写真をとり、その流れをマップで確認しましょう。そして、その元・川は、必ずどこかで川面が外に出るか、あるいはもっと大きな川に合流するはずです。そこまで行ってみましょう。

POINT

インターネットで「河川&暗渠ルートマップ」を検索すると、Googleが提供しているいくつかの河川とその川の暗渠部分が示された地図を表示することができます。

STEP 3

自宅の近くの川の源流と河口を探す

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    川の源流
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    河口

自宅の近くの川、あるいは元・川を見つけたら、今度は、その川の「源流」と「河口」がどこにあるのか、あるいはその川が合流したより大きな本流の川の源流と河口がどこにあるのか、Google「河川&暗渠ルートマップ」など、インターネットの地図で確かめてみましょう。自宅の近くの川から、源流あるいは河口が近いようだったら、実際に川沿いを歩いて、源流や河口まで探検して、写真を撮っておきましょう。

MATOME
まとめ

自分の住んでいる近くにどんな川が流れているか、その川がどんな流域を形成しているのか。それを知ると、普段、道路や鉄道や行政区分で生きている「住所」の世界とは異なる、本来の自然がつくった地形の世界に、今も私たちが暮らしていることがわかります。
自分でつくったオリジナルの「流域地図」は、自分がどんなところに暮らしているのかを知るのにかっこうの道具になるはずです。

参考図書:
『「流域地図」の作りかた』(岸由二 著 ちくまプリマー新書)(https://goo.gl/oTIOKZ
『「奇跡の自然」の守りかた』(岸由二、柳瀬博一 著 ちくまプリマー新書)(https://goo.gl/bHktuz

GROW CHART
成長スコアチャート
野性3
5知性
3感性
アクティビティ
探す
環境
季節
春 ・ 夏 ・ 秋 ・ 冬
所要時間
半日
対象年齢
小学生高学年以上
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  • ときとき
    2017.01.16 07:51

    XJR1200RRさん 長い探索をお疲れさまでした。他の写真も見てみたいです。

  • XJR1200RR
    2016.11.27 12:40

    草加の中心地近くに甚左衛門堰(せき)がある。
    明治にできた治水の堰(せき)で綾瀬川と伝右川を繋いでいる。90年間使われていたそうです。
    草加は低湿地なので、小さな川や暗渠はいくつもあって、伝右川の支流でどこかで見たような暗渠を見つけてパチリ。
    歴史民俗資料館で草加宿の江戸中期のジオラマや50年前の写真を見て、地元の地理と歴史探検を終了。
    歩き疲れた~

  • くろおおかみ
    2016.11.21 18:58

    川だけ地形地図!
    http://www.gridscapes.net/AllRiversAllLakesTopography/

  • くろおおかみ
    2016.09.24 14:35

    川と流域の地図を見つけました。
    http://www.dammaps.jp/
    右側のパネルから流域の表示・非表示をコントロールできます。

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