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2016.12.132957 views

身近な自然でアクアテラリウムを作ろう

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原 一浩

Webデザイナー/エンジニア

アクアテラリウムというのは、アクアリウムとテラリウムが合わさったもので、水生生物と陸上生物の過ごす水辺を再現したものです。

身近な水辺というと、川と川辺ということになります。近くに川がある方もない方もいるでしょう。ひょっとしたら、身近にあるものは観葉植物という方もいるかもしれません。

アクアテラリウムをうまく作ると、生き物がそれぞれ生活に必要な活動をしている結果として、ほかの生物にとって必要なものが供給できている状態になり、小さな自然を生み出すことができます。さあ、さっそくやってみましょう。

READY
準備するもの
  • 小さめの水槽(植物を植えるエリアがあると可)

    1

  • 底砂

    適量

  • ハイドロボール

    適量

  • 観葉植物

  • エビ

    数匹

  • 水草

    少量

STEP 1

アクアテラリウムに必要なものを知る

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アクアテラリウムを作る場合、陸上部分に必要なものは土と植物、そして水生エリアでは水と底砂、少々の水草と生き物たちです。

動物にとって必要な餌は微生物の活動によって作り出されます。そして微生物の活動によって、植物の生育に必要な栄養分が発生します。この循環が、全体として幸せな空間になるという構図です。

つまり、毎日餌をあげたり肥料をやったりという手間をかけるタイプの「飼う」とは正反対の「飼う」を目指します。目標はほとんど手間をかけずに、中の生き物たちがいい感じに生きていけるように整備してあげます。

水槽は大きなものでも小さなものでも構いません。筆者は、20センチ四方の小さな水槽を愛用しています。下半分が水生生物などを飼育可能なエリアで、上半分(正確には上部の1/2)が陸上エリアということが可能な作りにしています。

陸上エリアには、ハイドロカルチャー(水耕栽培)による植物の栽培を可能にする容器をセットしています。この容器の下には穴が開いていて、下半分エリアの水がひたひたになると、自動的に上部にあるハイドロカルチャーエリアにも水が行き届く仕組みです。

POINT

今回利用しているのは、水生部分と陸地部分を分けることができる専用の水槽を使っていますが、普通の水槽でも、水のエリアに石などで高さを作り、その上に浅めの鉢を置くことで同様の仕組みを実現できます。

STEP 2

水槽の底砂を洗い、水を入れる

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    カルキ抜き剤を入れて一晩放置する

まずは、水生エリアから作っていきましょう。

水槽によく洗った底砂を敷きます。2~3センチくらいでよいでしょう。そのあと、水槽にあらかじめ用意しておいた水をそっと注いでいきます。
一気にドバっと入れると砂が舞い上がってしまうのでゆっくり入れましょう。

ただ、水で暮らす生き物を飼う上で、水道水をいきなり水槽に入れてしまうのは問題があります。水道水には塩素が含まれており、水の中で暮らす生き物にとっては有害な物質です。そこで、汲み置きして一晩おいたものを使うか、市販のカルキ抜き剤を利用するということになるのですが、筆者のおすすめの方法を書いておきます。

筆者は、2Lのペットボトルいっぱいに水を入れ、そこへカルキ抜き剤を入れて一晩置いておきます。これで完成です。水槽の大きさが小さく、加えてそんなに多くの水を一度に必要としないので、必要なときにペットボトルから注ぐという程度の利用方法だからです。

POINT

底砂は、珪砂と呼ばれている種類のもので、水槽のセットについてきたものを洗って使っています。その辺の砂利でもよいでしょう。いずれにしても、よく洗い、ゴミを取り除いておきます。極端な話、底砂はなくてもいいのかもしれませんが、水草の安定のためや、ろ過装置を使わないのでバクテリアのための棲み処として用意しています。

STEP 3

水草を用意する

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    水草をセットする

水槽に底砂と水を入れたら、続いて水草をセットします。浮いてしまうような水草は、針金で巻いたり、石で固定しましょう。逆に浮草を使う場合は固定を気にする必要はありません。水草を入れないという選択肢もありますが、水草は水生生物に酸素を供給する役割もあるので、入れておきましょう。
水草は淡水に生息するものであればなんでも OK。ただし、水温の変化に強く丈夫なものがよいでしょう。

筆者のおすすめは以下の3点です。

- ウィローモス
- アヌビアス
- 金魚藻

いずれも丈夫で光を当たる環境だと、ぐんぐん増えます。特にウィローモスは、放っておくと水槽を埋め尽くすほどになってしまうので、定期的な剪定が必要です。水草に関しては最初に飼育を始めたときのものをずっとそのまま使っているくらい長持ちします。

POINT

水草を購入したり、川で採取したときは一旦洗うと思いますが、それでも小さな微生物や藻のたぐいは葉に付着しており、水槽を棲み処として活動を始めます。これら微生物がろ過装置の役割を果たしたり、餌になったりします。

MATOME
まとめ

完成させて、生き物のエビを入れた後は、日々のメンテナンスを行っていくのみ。基本的にはほとんど放置でいいはずです。いい流れができれば、水槽の藻をエビが食べ、その糞によって水草や植物が育つという理想的な循環システムを体験できます。

水は蒸発していってしまうので、減ったら足しましょう。その程度で運用ができます。

最初は水槽内の藻も少ないので、メダカの餌を耳かきいっぱい程度を、1週間に1度ほど入れてあげてもいいかもしれません。

アクアテラリウムは、作るのは簡単ですが、難しいのはその環境の継続にあります。バランスが崩れてしまえば、すぐに水質が悪くなり、生き物は死んでしまいます。

毎日観察して、小さな自然を長生きさせましょう!

GROW CHART
成長スコアチャート
野性2
5知性
2感性
アクティビティ
つくる
環境
季節
春 ・ 夏 ・ 秋 ・ 冬
所要時間
1日以上
対象年齢
小学生高学年以上
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