HOW TO

How To一覧
テーマ:自由研究
  • 川邊 透

    1206 views

    自然公園に設置されているフェンス、つまり「柵」や「手すり」は、知る人ぞ知る昆虫観察の穴場です。昆虫採集の道具は何も持っていないし、草むらや雑木林の中に入り込むのはちょっと苦手…というあなたも大丈夫。昆虫の集まりそうなフェンスを見つけ、そこをじっくり見て回るだけで、とても手軽に、刺激的で楽しい昆虫観察ができてしまいます。見つけた昆虫は、デジカメやスマホで撮影し、図鑑やインターネットで調べてみましょう。名前や生態を知ることによって昆虫たちへの親しみが湧き、また、どんな種類がフェンスに集まりやすいのか、なぜ虫たちはフェンスが好きなのかなど、フェンスで見られる昆虫たちのことを深く考えるきっかけにもなります。

  • 中澤朋代

    741 views

    河原など、水際の自然にでかけると、たくさんの石がころがっています。この石の性質を見ぬいて、書ける石を探し出します。かたい石を硯(すずり)に、やわらかい石を墨(すみ)のようにして、水をつけてこすると、天然の「絵の具」ができます。白や灰色、黄土色…いろいろな色に出会えます。天然の絵の具を顔に塗って、フェイスペイントをしてみましょう。子どもなら、鼻とひげを書いて、ネコやネズミになるとかわいいです。大人なら、インディアンのような勇ましいペイントや、サッカーのサポーター風のペイントもカッコいいです。顔にペイントしてもらう時は、大人も子どもも、おじさんも幼児も、みんなが神妙な顔つきになり、出来上がると鏡をみて笑ったり、喜んだりする姿が微笑ましいものです。この天然の絵の具は、乾いても水で洗えば簡単に落ちますので、皮膚への悪い影響はありません。顔が気になる方は、腕にイニシャルを書くとタトゥー風になります。ただし、そのまま乾いて長時間おいておくと、日焼けで跡が残りますのでご注意を!それとも、日焼け跡を楽しむのもいいかも知れません。

  • 中澤朋代

    1948 views

    ここでは、「水槽田んぼ」をつくり、稲の苗を植えて、秋まで育てて収穫を楽しみます。水を入れた水槽は、屋外に置いておいたり、生き物のいる土を入れたりすることで、身近なビオトープになります。通常の農業田んぼとは違い、水は常にためておき、収穫の日も、収穫後も抜きません。この方法は、稲の生理と、自然の生態系に合わせた栽培方法なので、きちんと育ち収穫できます。屋外に置くと藻がでてきて、イトミミズが増え、どこからかやってきた生き物が、水槽田んぼに住み着きます。小さな田んぼビオトープが、どんどん生き物でいっぱいになっていきます。こうした田んぼの姿は、昔は当たり前でした。水槽を置く環境が里山であれば、今は貴重となってしまった田んぼの生き物が復活することも期待できます。室内に置く場合は、同じく水系で取れるタニシやメダカ、ドジョウなどを飼うと、その生態系が観察できます。その場合は、遠くから来た生き物を放流しないようにしましょう。室内の身近なところに置けば、毎日水槽田んぼを観察できます。

  • 野田岳仁

    10516 views

    私たちは水がないと生きていくことができません。しかも、その水は質的にきれいでなければなりません。空から降る雨や汚れた水では生活することができないのです。私たちはどのようにきれいな水を手に入れてきたのでしょうか。近代的な上水道が導入される以前の暮らしは、地域の湧き水や井戸といった地下水に頼って暮らしを成り立たせてきました。なぜなら、地下水は川や湖などの他の水源に比べてきれいだったからです。現在でも各地の上水道の水源の多くは地下水に頼っています。なぜ地下水はきれいなのでしょうか。この理由を考えるために、自然のろ過装置をつくって実験してみましょう!地下水は、地上に降った雨などが長い時間を掛けて地中に染みだしたものです。石や砂といった地層をペットボトルのなかに再現して、汚れた水がどのようにろ過されていくのか、大地による自然の浄化力を体感してみましょう!