HOW TO

How To一覧
テーマ:自由研究
  • 井上綾乃

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    耳石とは、脊椎動物すべてに備わっている平衡感覚を司る器官です。平衡感覚は、たとえば頭や体を傾けたら体が傾いたと脳が認識する感覚のこと。平衡感覚がなくなると、まっすぐに立てなかったり、歩けなくなってしまうため、生きていくためには重要な器官です。魚の耳石は、木の年輪のようにできる模様が特徴です。この模様から年齢を推定したり、過ごしてきた環境の水温や、餌の量などを調べることができ、実際に1980年代からは放流後のサケやマスの生態の研究に役立ています。この「耳石」は、自宅の食卓でも簡単に耳石を採取することができます。研究者のようにチャレンジしてみましょう!

  • 藤原祥弘

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    古くから私たちの生活に影響してきた潮の干満。なかでもとくに大きく潮が動く「大潮」は満月と新月のタイミングで月に2回起こります。普段は海のなかに没する岩場や浜があらわになる大潮の干潮時は、磯遊びの絶好の機会。春から夏の大潮に、潮干狩りに出かけたことがある人も多いのではないでしょうか。ところが、冬の間に潮干狩りに出かけることはありません。その理由は、「夏の大潮の干潮は昼に大きく下がり、冬の大潮の干潮は夜に大きく下がる」から。冬場は、みんなが寝静まっている夜の間に大きく潮が下がっているのです。とくに月明かりのない新月に大きく潮が下がるとなれば、浅瀬で眠る魚たちを観察する絶好の機会。新月の真夜中に、磯の生き物を見に行ってみませんか?※潮の干満は地域によって条件が大きく異なります。上記の話は太平洋沿岸と南西諸島に当てはまります。内湾や日本海側では異なる場合もあります。【連載】野生児育成計画#1 大潮の夜を探検! 真夜中の磯遊びhttps://gogo.wildmind.jp/feed/howto/67#2 「水切り」と「遠投」をマスターせよ!https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/79#3 木の枝からパチンコを作る!https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/93#4 焚き火を使って「干し肉」を作る!https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/97#5 春の小川で「草摘み」に挑戦!https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/100#6 潮干狩りで狩猟採集生活にデビュー!https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/102#7 空き缶でウッドガスストーブを作る!https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/112#8 五寸釘を七輪で熱してナイフを作る!https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/118

  • 初級編で紹介したスキンダイビングは、最小の道具しか使わないので、水の中を自由に動き、イルカやペンギンのように海を飛ぶような体験を楽しめます。しかし近くに来てくれた魚以外の生き物を見るのは難しいものです。浅瀬で透明度が高いサンゴ礁でも、水面に浮かんでいる状態だと水が反射したり動いたりして、海底の生き物を見られないことがよくあります。海に浮いているのも空を飛んでいるようで楽しいですが、中級編では海底の生物にもう一歩近づく方法を紹介します。中級編を通して見られる海の中の景色は、実は水深何百メートルまで続いています。さぁ深海を感じてみましょう。初級編はこちらより:http://gogo.wildmind.jp/feed/howto/64*必ず二人以上のペアーで一緒に泳ぎましょう。海のコンディション(風向き、潮の干潮、波の高さ)を頭に入れましょう。肌の露出は少なくし、日焼けには十分注意しましょう。海では、小型船やジェットスキーなどに注意しましょう。初めてフリーダイビングに挑戦する時は、必ず経験者と一緒に行いましょう。

  • 自然の中に行くと、白や黄色や緑など自然の色に目をやったり視覚に頼った楽しみ方が多いように思います。このHow toではちょっと視点を変えて、「におい」で自然を感じてみようという遊びを紹介します。冬の朝のにおい、夏の夕暮れどきのにおい。季節によっていろいろなにおいがあるのはご存知ですか?「見ること」だけでなく、「嗅ぐこと」で自然を体験してみましょう。

  • 水中に潜る方法として有名なのはスキューバダイビングです。酸素ボンベを背負って、空気量や浮力を調節するBCジャケットで身体を締め付け、息を吸うためのマウスピースでコードだらけになって潜ります。背中のボンベ+ジャケット+ケーブルが最低3本はついているため小回りが利かず、狭い所では引っかかり、自由な格好をするとボンベに頭やおしりをぶつけたりします。一方でスキンダイビングは、重い機材から自由になり、人間が海の中を飛ぶために必要な最小限の道具で水に入ります。スキンダイビング(またはシュノーケリング)の最大の魅力は、足を地面から離して空中に浮いている感覚を味わえることです。まるで森の上空を飛んでいるようで、楽しいものです。グラスボートから水中を眺めるよりもっと近くで、自由に海を感じてみませんか。*必ず二人以上のペアーで一緒に泳ぎましょう。海のコンディション(風向き、潮の干潮、波の高さ)を頭に入れましょう。肌の露出は少なくし、日焼けには十分注意しましょう。海では、小型船やジェットスキーなどに注意しましょう。初めてスキンダイビングに挑戦する時は、必ず経験者と一緒に行いましょう。

  • 空、見てますか?世界中どこにいても、空のない場所はありません。都会でも田舎でも、いつでもどこでも、当たり前のように私たちの頭上にある空。でも、当たり前であるが故に、意識せず、あまり眺めなくなってしまったという方も多いのではないでしょうか。そんなあなたに、小さな提案。1日1回だけでもいいので、空を見上げてみませんか?昼でも夜でも、家や会社、電車の窓からでも、数秒間だけでも、空を見る。こんな簡単なことでも、毎日繰り返すことで自然と仲良くなれるのです。今日は、そんな空を眺める時間を楽しむためのヒントをお伝えします。

  • 竹は、昔から身近な資材として生活に利用されてきました。プラスチックなどの代替材が普及し、今では、生活用品等に竹が使われることは少なくなっていますが、竹は切りたてでも加工ができる素材です。さぁ、竹を使った簡単なものづくりにチャレンジしてみましょう!*のこぎりやナタ、小刀を使う作業は、保護者の方や大人と一緒に注意して行いましょう。

  • 藤原祥弘

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    野外活動の原点・焚き火。体を温め、光を提供し、料理の熱源となる焚き火はアウトドアでは欠くことのできない道具のひとつです。数泊のキャンプに出かけるとき、ライターを持たずに向かう人はいないでしょう。しかし、その肝心のライターを忘れたり、使えなくしてしまったなら---? そんなときに、身につけておくと役立つのが摩擦式発火法。火が起きる理屈と火を起こすのに必要な素材さえ知っていれば、ナイフ1本で火を起こすのはそれほど難しいことではありません。

  • 増田直広

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    皆さんにとって身近な自然である自分の家や近所にはどんな生き物がいますか?この活動では生き物探検隊になったつもりで、生き物を探します。その結果を地図に落とし込んでいくと、近所に意外と多くの生き物がいることや、生き物と身の回りの環境との関係性やつながりに、気づくことができるでしょう。

  • 今回オススメするのは「秋の鳴く虫さがし」です。夜、耳を澄ませば、虫たちの鳴き声が心地よく聞こえてくる秋。いったいどんな虫がどんな姿で鳴いているか、気になりませんか?夜、自分の耳を頼りにしながら、ライト片手に探し回るスリル。誰かと行った方が喜びを分かち合えて盛り上がるので、ひとりじゃない方がオススメです!!(もちろん、お子さんは大人の人と一緒にやろうね!)

  • 学校にはたくさんの草花や樹木があります。簡単に思い浮かぶのは、観察実験のために育てた朝顔や、卒業の時に植えた記念樹などでしょうか。教材としての自然物が、日本の小学校に積極的に設けられるようになったのは明治後期からです。観察研究に用いたり、美的観念を養ったり、作業の習慣を身につけさせたり。学習環境を整えるために遮光や空気清浄の目的で設けることもありました。今の学校には、その時々の教育目的に応じた様々な自然物が生き残っています。一方で、こうして人々が決めた教育上の目的とは関係なく、勝手に育ってしまった雑草や、コケ、昆虫などももちろん存在しています。このHow toでは、学校のなかの「自然」をみつけるヒントを紹介し、子どもたちそれぞれの感性で、自然に対する興味を広げるきっかけを与えます。※学校のなかの樹木、草花、動物は、破損したり、持ち帰ったりしないように注意してください。

  • 藤原祥弘

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    子供たちとの秋のお出かけの一大コンテンツといえばドングリ拾い。日本人なら誰でも、ドングリを拾った経験があるのではないでしょうか。このドングリ、今では子供のおもちゃ程度の扱いを受けていますが、時代をほんのちょっと遡れば、私たち日本人を支える貴重な食料のひとつでした。子供たちが夢中になってドングリを拾うのは、もしかしたら、数千年にもわたって代々ドングリを拾い続けた記憶がどこかに残っているからなのかもしれません。ドングリは栄養面から見てもなかなかのもの。水を使って精製すれば、片栗粉のようなデンプンを取り出すことができます。ドングリから取り出せるデンプンの比率たるや、なんと殻つきの実の重さの1~3割にものぼります。取り出したデンプンはお菓子にしてもよし、毎日の料理に使ってもよし。一度ドングリからデンプンを作ってみれば、ドングリが食べ物に見えてくるはず。ドングリ拾いは都会でも楽しめる狩猟採集です!

  • 上田壮一

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    ふだん夜空を見上げてもなかなか流れ星に出会うことはありません。だからこそ流れ星を見た時には、幸運がやってきそうな予感がするのかもしれません。ところが1年に何回か、流れ星に会える確率が高い夜があるのです。たくさんの流星に出会えるのは、流星群と呼ばれる天文現象が起こる日です。あらかじめ、そのスケジュールを知っておくと、キャンプなどの夜に感動的な体験ができるかもしれません。さらに、この流れ星を見るのに、ぴったりな観測スタイルがあるのです。楽しい流れ星体験を通じて、宇宙のなかの地球を感じてみましょう。

  • 私たちが生きていく上で、なくてはならないものは何でしょう?美味しいものを食べ、楽しく遊び、気持ちよく眠り明日を迎えられるのはなぜか、その理由を考えてみたことはありますか? このHowtoを通して、身近な公園や、川や山などの自然が豊かな場所で、地球の環境について考えてみましょう。

  • 上田壮一

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    月を観て愛でることは、古来から日本人が親しんできた習慣であり、文化です。特に満月は、お月見に代表されるように夜半に夜空に浮かぶ「まんまるな月」を愛で、月光の下でお酒を楽しんだり、楽器を鳴らし、和歌を詠んだりと、古くから夜の楽しみの機会として親しまれてきました。また新月は、時に「皆既日食」や「金環食」を起こす大イベントが訪れる大役を果たします。新月の夜は月明かりが無く、星が明るく見えるので、星空を楽しむには最適な夜になります。では半月は、どうでしょうか? 「あー、月が出ているなぁ」とは思っても、満月のように心の琴線に触れるような体験にはなかなかならないですよね。でも、半月が今見えている場所は、実は、数時間前(後)に、地球がいた(いる)場所なのだと知ったら、どうでしょうか? たとえば、デートの時に彼女に「さっき、レストランで食事をしていたとき、僕たちは、あの月のあたりにいたんだよ」と言ってみたりして(結果に責任は負いませんが)。実は半月は、視覚的に地球の公転を体感することができる機会なのです。ちょっとした知識があれば簡単に理解でき、しかもロマンチックな「半月の楽しみ方」をご紹介します。