体験をデザインする会社 Surface & Architecture 代表。
ワイルドなオトコになるため、20代からフライフィッシング、ボルダリング、キャンプ、登山、トレラン、スイーツバイキングにチャレンジ!WILD MINDで紹介できる体験を日夜リサーチし精進中。
このHow toは、あなたの身長から地面へ着陸して、地上を探検する小さな冒険です。(実際には飛び降りません!)この冒険を通して自然を眺めると、私たちの視線は、見ているようで実は見ていない、習慣的な見方をしていることを体験的に理解します。例えば一段高い所に上がると、視線の変化でいつもの風景が新鮮に見えるようになります。つまり、視点を変えることで、見過ごしていたものを注目できるのです。
習慣的な見方を開放すると、ちょっと新鮮な世界が開けます。探検したい場所はあなた次第。マイクロスカイダイビングにでかけましょう!
草原、森、河原など、探検したい場所をめざしましょう。崖があるような危険な場所は不向きです。少し開けた平坦な場所がオススメです。
マイクロスカイダイビングの探検は、一辺30cmくらいの正方形の地面で行います。楽しい冒険になりそうな場所を見つけたら、30cm四方の正方形を描いてエリアを設定しましょう。周りに落ちている枝を使っても良いですし、4つの角に石など置くだけでも良いです。今回はロープでエリアを設定しました。
はじめて挑戦するときは、写真のような草地がオススメです。
設定した探検エリアの真上に立ちましょう。その状態で、四角の枠のなかに何があるかじっくり観察します。見えるもの、見つけたものをすべて紙に書き出しましょう。写真の探検エリアは、落ち葉、ホトケノザ、タンポポ、ヘビイチゴ?の黄色い花、桜の花びらなどが見えますね。
書き終えましたか?そしたら、いよいよダイビング!さあ、高度を下げましょう。
ただし、マイクロスカイダイビングでは、飛び込みません!ゆっくり高度を下げてくださいね。
まずは膝立ちの高さに。この状態でSTEP3と同じように、四角の枠のなかを観察し、見つけたものを書き出しましょう。立った状態との違い、何か発見しましたか?
次はいよいよ着陸です。寝転んで鼻が地面に付くくらいの位置から、四角の枠のなかをじっくり眺めて、見つけたものを書き出しましょう。
どうでしょう?高度によって、見える世界がだいぶ違いませんか?
それぞれの高度で、写真を撮って記録に残しましょう。着陸したら記念撮影も忘れずに!
マイクロスカイダイビングのあとにぜひ体験して欲しいのが、この応用編「マイクロトレッキング」。
アリのように小さくなった気分で、寝転んだまま探検エリアをいろいろな方向に動いてみましょう。立って眺めていた時に比べると、小さな地形があったり、小さな日陰や日向、そこに暮らす小さな生き物が見えてくるでしょう。
少なくとも10分くらいは探検してみることをオススメします。ゆっくり眺めていると、変化がないと思っていた地面に小さな昆虫が遊びにきたり、見えてくるものがあったりします。小さな変化がある、新鮮な世界を目撃できるはずです!
マイクロスカイダイビングに挑戦した記念写真を「やったレポ!」に投稿して、みんなと体験をシェアしませんか?質問や感想はコメントに記入してください。
マイクロスカイダイビングを体験すると、目線によって意外なほど見えるものが違うことが分かります。自然を眺めることは興味の尽きない遊びであり、よく見るということは自然のなかで生きること、サバイバル技術のなかでも重要な要素と言われます。
自然と触れ合う時、いつもと違う方法で見ることを少し意識するだけで、発見できるものや、楽しみが広がっていくことと思います。
[参考書籍]『TOM BROWN’S FIELD GUIDE TO NATURE OBSERVATION AND TRACKING』, Tom Brown Jr., with Brandt Morgan