HOW TO

How To一覧
テーマ:昆虫
  • 川邊 透

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    自然公園に設置されているフェンス、つまり「柵」や「手すり」は、知る人ぞ知る昆虫観察の穴場です。昆虫採集の道具は何も持っていないし、草むらや雑木林の中に入り込むのはちょっと苦手…というあなたも大丈夫。昆虫の集まりそうなフェンスを見つけ、そこをじっくり見て回るだけで、とても手軽に、刺激的で楽しい昆虫観察ができてしまいます。見つけた昆虫は、デジカメやスマホで撮影し、図鑑やインターネットで調べてみましょう。名前や生態を知ることによって昆虫たちへの親しみが湧き、また、どんな種類がフェンスに集まりやすいのか、なぜ虫たちはフェンスが好きなのかなど、フェンスで見られる昆虫たちのことを深く考えるきっかけにもなります。

  • 川邊 透

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    一見、何もいないように思える公園の木々にも、実は、たくさんのイモムシ(チョウやガ、ハバチなどの幼虫)がひっそりと暮らしています。虫たちは鳥などの天敵から身を守るのに必死なので、とても上手に隠れていますが、幼虫が好みそうな木を選び、幼虫が残している手がかりを見つけ、宝探しをするつもりで根気よく探せばきっと見つかります。うまく幼虫が見つかったら、その見事なデザインや顔つきの面白さを楽しみましょう。食べて育つのが仕事の幼虫たちは、しばらく観察していると、たいてい葉っぱを食べ始めますが、そのしぐさはたいへん可愛いらしいものです。「腹ぺこイモムシを見つけて、顔や食事シーンを観察する」ことを目標に、公園に出かけましょう。

  • 川原洋

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    日本には、かなり昔から昆虫採集の文化が根付いています。現代の子どもたちは昔より外で遊ばなくなったと言われていますが、都市部の公園でさえ夏休みに網を振り回して昆虫採集を楽しむ子どもたちをよく見かけます。そんな昆虫たちは、私たち日本人にとって、とても身近な存在なのですが、実は多くの人が昆虫のことを知りません。体はいくつの部位から成り立っているのか?脚は何本なの?耳はあるのだろうか?身近な昆虫の代表である「アリ」を題材に、観察することを通して、子どもたちと一緒に、楽しみながら学びを深める一つの方法をお伝えします。

  • 中澤朋代

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    ここでは、「水槽田んぼ」をつくり、稲の苗を植えて、秋まで育てて収穫を楽しみます。水を入れた水槽は、屋外に置いておいたり、生き物のいる土を入れたりすることで、身近なビオトープになります。通常の農業田んぼとは違い、水は常にためておき、収穫の日も、収穫後も抜きません。この方法は、稲の生理と、自然の生態系に合わせた栽培方法なので、きちんと育ち収穫できます。屋外に置くと藻がでてきて、イトミミズが増え、どこからかやってきた生き物が、水槽田んぼに住み着きます。小さな田んぼビオトープが、どんどん生き物でいっぱいになっていきます。こうした田んぼの姿は、昔は当たり前でした。水槽を置く環境が里山であれば、今は貴重となってしまった田んぼの生き物が復活することも期待できます。室内に置く場合は、同じく水系で取れるタニシやメダカ、ドジョウなどを飼うと、その生態系が観察できます。その場合は、遠くから来た生き物を放流しないようにしましょう。室内の身近なところに置けば、毎日水槽田んぼを観察できます。