キープ協会が指定管理者として管理運営する山梨県立八ヶ岳自然ふれあいセンター館長、キープ協会が受託している山梨県地球温暖化防止活動推進センター副センター長を兼任する。環境教育事業の全体統括をはじめ、指導者養成事業、企業との協働事業などを担当している。都留文科大学非常勤講師、立教大学ESD研究所客員研究員、日本インタープリテーション協会理事、JAPAN OUTDOOR LEADERS AWARD運営委員なども務めている。編著に『インタープリター・トレーニング』(2014年、ナカニシヤ出版)がある。
川や池、海などの水辺にはたくさんの生き物がすんでいます。その生き物を一時的に捕まえ、水槽や観察用のケースに入れて自分だけの水族館をつくります。生き物をじっくり観察することで、体の作りや泳ぎ方、特徴が見えてきます。場所を変えると、生き物とその生き物が棲息する環境の関係にも気づくことができます。※水難事故防止のためにライフジャケットを着用し、河川では、天候変化やダム放水による増水に充分注意しましょう!
どこで水族館を作りたいか決めます。場所は皆さんにとって身近な水辺が良いでしょう。場所が決まったらどんな生き物がいるか想像してみましょう。
場所によっては、危険な場所や生き物採取のルールがあるところもあるので、確認しておきましょう。
手や網で生き物を捕まえます。魚やカエル、水生昆虫など、場所によって捕まえられるものは異なります。捕まえた生き物は水槽や観察用のケースに入れていきます。捕まえた場所の近くにある石や砂を入れると隠れる様子を見ることができます。種類ごと、場所ごとに水槽に入れるのも良いでしょう。
安全に注意して活動しましょう。保護者は常に子どもの近くで見守ってください。
水族館をじっくり観察します。自分のお気に入りの生き物のスケッチをしたり、写真撮影したりするのも良いでしょう。水槽の上や横から眺めるだけでなく、下から見るのもお勧めです。泳ぎ方や体の作りを観察するのも楽しいです。じっくり観察したら、生き物を放してあげます。
放す時にも、生き物を丁寧に扱いましょう。
どんな水族館ができましたか?環境によってすんでいる生き物は異なります。ぜひいろいろな場所でマイ水族館づくりをして確認してみてください。なお、生き物を飼育できる道具や環境が整っている場合、何匹か持ち帰って家に水族館を作っても良いでしょう。飼育する場合には、数を少なめにすると、生き物に負担がなく、じっくりと観察することができます。