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【連載】発見せよ!#1 厳冬対策!花と昆虫の最強タッグ!

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小野比呂志

ホールアース自然学校理事

身の回りで自然がある風景といったらどこでしょう?学校への通学路、会社への通勤路、近くの公園などでしょうか。今回は、そんな身の回りで厳しい冬が近づくと起こる変化に注目しましょう。さて何が起きているのか・・・想像がつきますか?

【連載】発見せよ!
#1 厳冬対策!花と昆虫の最強タッグ!
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/73
#2 落ち葉の秘密とハガキ作り
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/74
#3 冬に楽しい!水辺に浮かぶ水鳥の不思議
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/84
#4 冬芽ウォッチング
http://gogo.wildmind.jp/feed/howto/88
#5 春はどこからやってくる?
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/98

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STEP 1

冬に向かう自然の変化を楽しもう

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    秋はアザミの種類が豊富!ゴボウもその仲間
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    野菊の仲間ノコンギク
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    腹痛に効くといわれるゲンノショウコ
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    ハッカのにおいが全くしないヤマハッカ!

秋になったな、冬が近づくなと感じる風景。木々の葉っぱが色づいたり、秋の実がたくさんなったり、いろいろあるでしょう。では、ちょっと難しい質問。その時期、野原の花にはどんな変化が起きているでしょう?
答えは、秋になると、夏よりも花の種類・数ともに増えるという変化です。夏のほうが生き物は活発なように思えますが、特に人里の野原では、秋のほうが数多くの花が咲き乱れるのです。
アザミの仲間、野菊の仲間、ゲンノショウコ、ヤマハッカなど・・・そのひとつひとつが個性的。花のカタチ、名前の由来、人との関わり、ほかの生き物との関係など、図鑑を持って出かけると面白いことをたくさん発見できます。
では、一体なぜ秋になると花の種数が増えるのでしょう?

POINT

身近にある自然を感じる景色。毎日眺めて、写真を撮ると、その移り変わりがはっきりと見えてきます。

STEP 2

花に起こるドラマを観察しよう

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    昆虫は花の蜜をもらい花は受粉に成功!
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    パワーをもらって残りの時間を生きる

秋になると花の種類が増える理由。その答えは、花がなぜ咲いているのか?を考えると見えてきます。公園や野原に出かけて、花をじっと観察してみましょう。
花には訪問者が続々とやってきます。チョウやハチ、アブなどの虫たちが、花の蜜を吸いに来るのです。でも、花は『蜜を提供する』奉仕活動を、ただしているわけではありません。蜜を求めてやって来た虫に花粉を運んでもらい、受粉して『種』ができるのです!
秋の植物にとってこれはとても大事。冬を越すのは一苦労。冬に死んでしまう一年草は、受粉して『種』を作ることができるかが次世代へ命をつなぐカギになるのです。種はそれ自体に栄養を持っていて、光合成をする必要がありません。冬は種でじっとする、これは冬越しにとても適した形なのです。
厳しい冬を迎える前、秋に受粉することは、一年草にとって遺伝子の存続をかけた命がけのドラマです。

POINT

冬を生き抜く草(多年草といいます)は、地上部を枯らして、根っこに栄養をためるという方法で冬を乗り切ります。根菜類が冬に美味しいのは、これが理由です。

STEP 3

虫たちの冬越しを知ろう

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    オオカマキリの卵

今度は、花に訪れた虫たちに思いを馳せてみましょう。彼らはどうやって冬を乗り切るのでしょうか?
冬に適応して、成虫で越冬する虫は、ごくごくわずか。たいていは、食べ物を食べなくてすむ形で厳しい冬を越します。それが、サナギもしくは卵です。
芋虫はムシャムシャ草を食べて、サナギに変身します。虫は花の蜜からパワーをもらい、相手と出逢い共同作業で卵は誕生します。虫たちは、卵を産むためのエネルギーを花からもらい、次世代へ命をつなぐ『卵』にすべてをかけるのです。

MATOME
まとめ

『種』という形で冬を越したい、花の受粉を助ける昆虫。『卵』という形で冬を越したい昆虫の、最後のエネルギー源となる花の蜜。
厳しい冬という共通の敵に対してのタッグマッチが、秋の野原の花が夏より種数が増えて、盛んに昆虫が訪れる理由です。
野外で出会った生き物たち。その暮らしを想像しながら、観察してみましょう。生き物の生きざまが見えてきて面白いですよ!

【連載】発見せよ!
#1 厳冬対策!花と昆虫の最強タッグ!
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#2 落ち葉の秘密とハガキ作り
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#3 冬に楽しい!水辺に浮かぶ水鳥の不思議
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#4 冬芽ウォッチング
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GROW CHART
成長スコアチャート
野性3
3知性
3感性
アクティビティ
見る
環境
街 ・ 公園 ・ その他
季節
秋 ・ 冬
所要時間
30分~60分
対象年齢
小学校低学年以上
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