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【連載】発見せよ!#3 冬に楽しい!水辺に浮かぶ水鳥の不思議

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小野比呂志

ホールアース自然学校理事

一見、さみしくなる印象の冬の自然。しかし、池や湖、川や海などの水辺に行くと、冬にだけやって来る水鳥たちでにぎわっています。水鳥はプカプカと浮かんでいて観察しやすいので、初めて鳥を観察するにはもってこいです。
さあ、冬だけのお楽しみ、水鳥たちを観察しに、双眼鏡を持ってでかけましょう!

【連載】発見せよ!
#1 厳冬対策!花と昆虫の最強タッグ!
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/73
#2 落ち葉の秘密とハガキ作り
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/74
#3 冬に楽しい!水辺に浮かぶ水鳥の不思議
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/84
#4 冬芽ウォッチング
http://gogo.wildmind.jp/feed/howto/88
#5 春はどこからやってくる?
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/98

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READY
準備するもの
  • 双眼鏡

  • 防寒になる服装

  • 履き慣れている靴

  • 鳥図鑑(あると楽しい)

STEP 1

水鳥を見つけよう

  • まとまった水面があれば、水鳥はやって来る

北国から長い距離を渡って来た水鳥たち。彼らは見渡しのよい水面で過ごすことで敵の発見を早め、多数の中の1羽になることで逃げやすくする、という戦略をとっています。なので、ある程度水面がある場所であれば、水鳥たちは群れでいるはずです。さあ、水鳥たちを探しに外へ出かけましょう!

STEP 2

双眼鏡を使えるようになろう

  • 双眼鏡を自分仕様に合わせよう

水鳥を見つけたら、双眼鏡を自分仕様に合わせましょう。まず、のぞいて見える円が1つになるよう双眼鏡の幅を狭めます。これで準備OK。
レンズに見たいものを入れるには、まず肉眼で見て、目と見たいものの間に双眼鏡を入れると入ります。あとはピントを合わせるだけ。ピントがずれないよう脇をしめて使いましょう。
水鳥は動きがゆっくりなので観察しやすいはず。さあ、やってみましょう。

POINT

注意:太陽はぜったい見ないでね!

STEP 3

「色」に注目しよう

  • 同じ種類でも模様が違うオスとメス

双眼鏡のピントを合わせると、水鳥たちの姿がくっきりと見えてきます。注目は、色。鳥の種類で色が違います。色の配列で同じ種類の鳥なのか見分けることができます。
しかし観察していると、模様違いなのに2羽が仲良くしている姿もそこかしこに見られます。これ、実は同じ種類のオスとメスなのです。冬になると、メスの気を引くため、オスはきれいな色の羽に生え変わるのです。同じ種類には見えないけれど、これは立派にカップルが成立している姿。温かく見守ってあげましょう。

POINT

光の加減で色が変わる羽を持っている鳥もいます。
いろいろな角度から眺めて、色とりどりの模様を楽しもう。

STEP 4

行動を観察しよう

  • 潜れないカモ・潜れるカモの見分け方

観察途中、突然消える鳥がいませんか?実は水中に潜る鳥がいるのです。一方、いつまでたっても潜らない鳥もいます。これは食べ物の違いによるもの。潜れる鳥は、水中の魚、貝やカニなどを食べます。潜れない鳥は、水草や陸上の植物などを食べます。
潜る、潜らない、この鳥はどっち?
その区別は、浮かんでいる姿を見るだけで分かります(イラスト参照)。潜る鳥は、潜りやすいように足はお尻の方についていて、お尻は沈んでいます。潜らない鳥は、陸上も歩きやすいように足は体の真ん中についていて、お尻は浮いています。
さあ、見分けられるでしょうか?見分けられたら、あなたもカモ博士かも?

STEP 5

どうやって浮いているの?

  • 必死に潜ろうとしている、潜れないカモ

潜る以前に、そもそも、どうやって水鳥たちは水に浮かんでいるのでしょう?
それを可能にしているのは羽。羽が水をはじくようにして、できる「空気の浮き輪」。これが浮くことができる秘密です。
では、どうして羽が水をはじくのか?ヒントはお尻にあります。水鳥に限らず、鳥の尾羽の上あたりには脂が出る場所があります。ニワトリでいうところの「ぼんじり」。その脂をくちばしで羽に塗って羽づくろいをします。メンテナンスをこまめにすることで、浮くことができる体を作っているのです。

STEP 6

『やった!レポ』に投稿しよう

水鳥の観察を『やった!レポ』に投稿して、みんなとシェアしませんか?質問や感想はコメントに記入してください。

MATOME
まとめ

暖かい環境に渡って来ることで、厳しい寒さやエサの少なさをやり過ごす水鳥たちにとっての冬。同時に、春の繁殖行動に向けて相手を見つけるための冬でもあります。
水鳥の飛来に『季節の移り変わり』を感じ、観察することで一生懸命生きている彼らの『生き様』や『愛』を学ぶ。
水鳥と人間を比較すると、自分の生き方が見えてくるかもしれないですね。

【連載】発見せよ!
#1 厳冬対策!花と昆虫の最強タッグ!
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/73
#2 落ち葉の秘密とハガキ作り
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#4 冬芽ウォッチング
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#5 春はどこからやってくる?
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GROW CHART
成長スコアチャート
野性3
4知性
2感性
アクティビティ
見る
環境
その他
季節
秋 ・ 冬
所要時間
30分~60分
対象年齢
小学校中学年以上
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