近くの公園、河川敷、どこでもいいと思います。フィールドに名前をつけよう。最初から名前をつけないで、探し回ったり、何か見つけたり、遊んだりしながらつけるのがいいと思います。自分だけの名前をつけられたら、自分の気持ちがはっきりします。好きな場所が、大好きな自分の場所になります。そういう場所をたくさん増やしましょう。その中のとっておきの場所を、大好きな人に見せましょう。そしたらなんて言ってくれるでしょうか?
近所の身近な森の中をゆっくり歩いてみましょう。歩くといっても目的地はありません。その森をゆっくり歩きながら、様々なものを見て、聞いて、感じましょう。森には、その森に住む植物や生き物が育んできた歴史や時間の流れがあります。時にせめぎあいながら、一方では、生活空間や日光を分け合いながら調和をつくっています。その営みに触れ、「なぜその森が今の様子を形成しているのか?」を想像しながら歩きましょう。また、定期的に森歩きをすることで、春・夏・秋・冬と季節ごとに装いを変化させる森の様子を観察しましょう。このHow toでは、視点や目的をもって、森歩きをすることで、ことがら同士の関係をとらえながら、自らの持つ想像力を使う体験をします。
野菜とは畑で作られるもの、人間が世話をしてはじめて美味しく育つものだ、なんて思っていませんか? 現代は野菜の品種改良が進んでいますが、人間に育てられる前は、野菜だって自然のなかにあったもの。野菜のなかには、今でもこっそり野生に帰って、道端で自由な暮らしを楽しんでいる「野良野菜」がいます。畑の近くの原っぱや河川敷は、そんな野良野菜の宝庫。雑草のなかに目を凝らせば、意外な場所で意外な野菜を見つけることができますよ!
森を歩きながら、どんなところにカブトムシやクワガタムシが来るか観察し、採集してみましょう。ただやみくもに歩くのではなく、木々をじっくり観察してカブトムシやクワガタムシが好む木を見つけます。クヌギやコナラの樹液に集まると図鑑には書かれてますが、森の中で実際見分けることができるでしょうか?目で見て探す採集は、雑木林で樹液を出す木を探すことからはじまります。「カブトムシ・クワガタムシを探す」というよりも「樹液が出ている木を探す」という感じです。*注意:夜、雑木林に採集に入る場合は、危険な場所や通れない場所、暗いとわかりにくい場所を、明るいうちに確認しておきましょう。夜いきなり行くと森の中で迷ったり、思わぬトラブルに遭遇することもあります。*注意:虫刺されや怪我の予防を考えて、適した服装、準備(虫よけ、帽子、タオル、長袖長ズボン、手袋、運動靴など)をして出かけましょう。また、水分をよく摂取し体調管理には気を付けて活動しましょう。
河原など、水際の自然にでかけると、たくさんの石がころがっています。この石の性質を見ぬいて、書ける石を探し出します。かたい石を硯(すずり)に、やわらかい石を墨(すみ)のようにして、水をつけてこすると、天然の「絵の具」ができます。白や灰色、黄土色…いろいろな色に出会えます。天然の絵の具を顔に塗って、フェイスペイントをしてみましょう。子どもなら、鼻とひげを書いて、ネコやネズミになるとかわいいです。大人なら、インディアンのような勇ましいペイントや、サッカーのサポーター風のペイントもカッコいいです。顔にペイントしてもらう時は、大人も子どもも、おじさんも幼児も、みんなが神妙な顔つきになり、出来上がると鏡をみて笑ったり、喜んだりする姿が微笑ましいものです。この天然の絵の具は、乾いても水で洗えば簡単に落ちますので、皮膚への悪い影響はありません。顔が気になる方は、腕にイニシャルを書くとタトゥー風になります。ただし、そのまま乾いて長時間おいておくと、日焼けで跡が残りますのでご注意を!それとも、日焼け跡を楽しむのもいいかも知れません。
ロックバランシング(ストーンバランシング)とは、岩や石を積み上げるアート。素材は石だけ、海辺や河原で、誰にでもできる純粋素朴なアートです。「石花(いしはな)」とは、日本のロックバランシングです。日本人が日本で楽しむロックバランシングの名称として名付けました。和風を意識した「石花」は、盆栽や生け花を連想させ、海外においても概ね好評を得ています。初めて見た人は「あり得ない!」「接着剤?」「出来っこない!」と驚かれます。本当はとても簡単で、誰にでもできて、心から癒される、単純な石ころ遊びなのです。とにかく一度、石ころを立ててみてください。本当に「やれば分かる!」から。ここでは、石花の基本になる「石を立てる」方法を紹介します。余裕がある方は、アレンジにも挑戦してみましょう。
自然の中に出かけて楽しいのは晴れた日だけだと思っていませんか?しっかりと準備をすれば雨の日の散歩もとても楽しいものです。雨の日しか出会うことができない自然もたくさんあります。そんな自然を探すために、傘やレインウェア、長靴を準備して雨の日の散歩に出掛けましょう。