HOW TO

How To一覧
テーマ:大地
  • 阿部 雅世

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    デザイン体操は、自然がデザインした『美しいお宝』を発見する、宝探しエクササイズ。自然に潜在する不思議を知覚し、お宝発見の喜びを分かちあいながら、子どもの世界を無限大に広げるデザイン演習シリーズです。今回のテーマは、四つの直角に守られ不思議な力を秘めた形『正方形』のお宝探し。正方形は、人工的な形と思われていますが、よくよく探せば、自然の中にもたくさん存在します。これから割れようとする木の幹の皮や、つぼみ、種、四枚の花弁やガクの中にもあります。自然の中に隠れている『美しい正方形』のお宝を発見して、身近な自然の中にある幾何学を体感しましょう。【連載】親子で楽しむデザイン体操#1  美しい円形を発見しよう*初級https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/181#2  美しい三角形を発見しよう*初級https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/185

  • 誰もが一度は憧れる冒険。憧れはあっても、いざ冒険にでかけようとするとはじめ方が分からない、スキルが足りないなど、冒険にでかけるのはなかなかハードルが高いものです。このHow toでは、冒険家が行うような大冒険から一部のエッセンスを抽出し、私たちでも取り組むことができるスケールのアクティビティとして、チャレンジする方法を紹介します。冒険で大切なのは、ワクワクして主体的であることではないでしょうか?自ら進んで行う主体的な活動には、誰かの足跡をなぞったり、誰かに連れて行ってもらったりすることでは味わえない楽しさがあります。私自身は冒険家からは程遠い存在ですが、自分で考えた小さな冒険にでかけ、そこに訪れる新しい出会いや達成感を楽しんでいます。世界を広げる自分だけの冒険を作りだしてでかけてみる、ということに挑戦してみましょう!

  • 渡邉智之

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    野生動物と聞くと、人の生活からは遠い場所で暮らすイメージがあるかもしれませんが、日本では身近な場所でも多くの野生動物が暮らしています。その代表的な存在が「ホンドギツネ」です。普段私たちが生活しているだけでは、このかわいい隣人に気付くことはありません。ですが、彼らの目になって自分たちの暮らす街の中をよく見てみれば、実は彼らの存在の証拠がいたる所で見つかるのです。そんな、ホンドギツネを中心とした身近な野生動物を観察するために、彼らの知られざる生態と五感をフルに使って観察するコツを紹介します。

  • 阿部 雅世

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    デザイン体操は、自然がデザインした『美しいお宝』を発見する、宝探しエクササイズ。自然に潜在する不思議を知覚し、お宝発見の喜びを分かちあいながら、子どもの世界を無限大に広げるデザイン演習シリーズです。今回のテーマは、最も安定した形であり、様々な形の原型となる形『三角形』のお宝探し。飛行機雲が作る三角形から、枝が織りなす三角形、花のつぼみの中の三角形、虫や鳥の体の三角形まで、お宝の『美しい三角形』を発見して、身近な自然の中にある幾何学を体感しましょう。

  • 大内 征

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    登山と聞いて、どんなことをイメージしますか?おそらく「高い山を目指すこと」とか「体力が必要で大変!」という印象が強いのではないでしょうか。確かに苦労はしますが、それを乗り越え、高嶺の頂で味わう絶景と達成感は格別なもの。心揺さぶる非日常の世界を“わざわざ”見に行くことは、登山ならではの醍醐味と言えます。そこまで行かなければ見ることができない景色を求めてより高いところを目指す……ぼくも最初はそうでした。しかし、山の登り方は人ぞれぞれ、楽しみ方もたくさんあるはず。同じ山に十人の仲間たちと登ったとして、道中で感じることや見えている景色が十人十色になることも登山ならではの面白さ。でも、それでいいと思うのです。そんなぼくはというと、自分らしい山の楽しみ方を探求していく中で、歴史や昔話の伝わる低山を舞台に、その物語を辿って歩く面白さーーいわば「文系」な登山の楽しみ方ーーに目覚めました。そんな登山の文系な楽しみ方を、ここで分かち合うことができれば嬉しく思います。ハードな登山とは異なる、歴史文化に触れる低山里山歩き。ではでは、さっそく出かけてみましょう。

  • 川口拓

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    「ポットクレーン」をご存知ですか?表紙の写真にあるような、ポット(鍋)を吊るすクレーンのことを言います。これをわざわざ作る目的はいくつかありますが、今回のポットクレーンには次の3点を求めたいと思います。・鍋を高めに吊るすことで鍋が炎を遮らないので、暖をとりながらお湯を沸かせたり、調理ができたりする・炎の大きさを調整しなくても、焚き火との距離を変化させることで、強火、弱火にできる・完成すると何だかブッシュクラフトの達人になったような気分が味わえる作り方は色々とありますが、今回は難しい刻みやカットなどが必要ない、本当に簡単に作れる方法を一緒にやってみましょう。せっかくポットクレーンを作るので、強火、弱火が実際に必要な何かを調理しませんか?今回は手軽にワイルドな気分が味わえて、ほっこり美味しい、そして薬効もたっぷり、ブッシュクラフトをする人の間で大人気のPine Needle Tea(松の葉茶)を煎れてみましょう。(ブッシュクラフト通な気分を味わうには、わざわざ英語で言うのも大切です)弱火を上手く使うとさらに美味しくなるんです。※火の扱いが許可されている場所で行ってください※子供は必ず大人同伴で行ってください

  • 阿部 雅世

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    デザイン体操は、自然がデザインした『美しいお宝』を発見する、宝探しエクササイズ。自然に潜在する不思議を知覚し、お宝発見の喜びを分かちあいながら、子どもの世界を無限大に広げるデザイン演習シリーズです。街中の公園の慎ましい自然の中にも、地球のすべての不思議と永遠の美が存在します。偉大な学者が生涯をかけても研究しつくせないほどの不思議が、その中に凝縮されています。好奇心「センス・オブ・ワンダー」を全開にして、芸術家としての直感を研ぎ澄まし、科学者の眼で身のまわりの自然を観察する。そして発見の喜びを分かちあい、その先にあるさらなる不思議に想像を膨らませる――デザイン体操の「観察ー発見ー記録ー想像」のステップは、不思議の世界に飛び込むための助走のステップでもあります。この演習は一人でもできますが、子どもと大人でチームを組んで実践するのが理想的。発見には、子どもの目が断然に有利で、発見を詳細に記録し、発見の向こうの想像を膨らますためには大人の手助けが必要だからです。今回のテーマは『美しい円形』の発見。それでは、身近な自然の中に隠れている『美しい円形』の宝探しを、子どもといっしょに始めてみましょう。

  • 「ビバーク」という言葉をご存知でしょうか?山登りをしている人なら聞いたことのある言葉だと思いますが、悪天候や道迷いなど想定外の状況によって、野外で一晩を過ごすことを登山用語でビバークと言います。ビバークは自然のなかで身を守る大切な技術です。想定外の状況下、焦らず慌てず行動するのはなかなか難しいものです。私自身、山中で道に迷いヘッドライトをつけて1人歩いた時は、はたして人里に帰ることができるだろうかと焦りまくってしまったものです。この体験は、闇夜を積極的に楽しみながら、緊急時に野外で一晩を過ごすビバーク技術を身につけようというものです。実際に一晩を過ごしてみるのもよいですが、まずは、確実にそして安全に帰ることができる場所で、暗闇のなか少しの間まどろみ、想定外の状況を身近なものにしてみましょう。日が沈んだ森の中で、テントなど何も遮るものがない状況で大地に伏せるということは、私のような現代人にはそれだけでも不安なことで、この不安が感覚を鋭敏に働かせ、きっと特別な体験となるはずです。*このHow toはWILD AND NATIVE代表・川口 拓さんに監修していただいています。

  • MAKI UEDA

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    「お香」というと、みなさん何を思い浮かべるでしょうか。仏壇にお線香をあげる方は多いと思いますが、最近はコンビニでもアロマのインセンススティックを見かけるようになりました。お香は、最も手軽な香りの楽しみ方のひとつです。香水とは違い、お香は「燃焼」を前提としています。この言葉、みなさん覚えていますか?中学校の理科で習いましたね。広い意味では、お焼香や焚き火も「燃焼」なくしてはありえないので、お香の仲間といえます。今から約1400年前、淡路島の海岸に漂着した木片を漁師が火にくべたらよい香りがした。それが香の始まりであるという逸話が日本には残っています。世界を見渡してみても、焚香料の歴史はパフュームの歴史よりもずっと長く、それは人類が火を扱いはじめた時に始まっていたのではと考えることもできます。何かを燃やすと、かならず香りが出る。その温度とスピード、そして香りの内容をコントロールしたものが「お香」です。人類の壮大な歴史に思いを馳せながら、枯葉や樹脂など自然の素材を使って、オリジナルのお香(インセンス)を作ってみましょう。*子供は必ず大人と一緒に作業しましょう

  • 宮原 悠

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    最近、縄文文化が注目を浴びています。縄文、というとまず思い浮かべるのはなんといっても縄文土器ではないでしょうか。有名な火焔型土器(かえんがたどき)のようなものから、煮炊きに使用する器まで、縄文の遺跡からは必ずといっていいほど土器が出土しています。縄文土器は、移動しながらの採集・狩猟生活が定住型の生活に変わったことで生まれ、発達したと言われています。土器は、現代でもレンガや植木鉢などに使われている原始的な技術です。自然から採取する粘土を焼いた=素焼きしたもので、焼成することで化学変化を起こし硬化します。原始の魅力たっぷりの土器、現代でも自然の中のものを使って自分で作ることができます。縄文の暮らしを想像しながら、土器の基礎技術となる素焼きにチャレンジしてみましょう。※注意事項・焚き火をする際はやけどなどに十分注意してください・子供は必ず大人と一緒に作業しましょう

  • 中沢清

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    マウンテンバイク(以下「MTB」)は、名前の通り、山道を走ることを目的とした自転車です。一般的に自転車は移動手段として捉えることが多いですが、MTBは自然の中を駆け巡る遊び道具です。ここでは、MTBによる自然との遊びをとおして、子供がMTBに乗れるようになるまでの過程を紹介します。たとえ乗れるようにならなくとも、子供が自然の香りや音、空気を感じとりながら楽しく遊んでくれればOKです。「子供は遊びの天才!」自由な発想が次々と浮かびあがり自発的に遊びをつくりだしていきます。夢中になっているうちに、気付いたらMTBに乗れるようになっているかもしれません。安全第一で周りのことにも注意を払うことも忘れずに。

  • 塩屋隆之

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    私たち人間は、進化する過程で様々な便利な道具を生み出してきました。ランニングの際に、足元を守ってくれる靴もそのひとつで、衝撃を和らげ、走りやすさを提供してくれます。しかし、文明の発達する前の遠い昔には、裸足やワラジなどを履いて長距離を移動していました。メキシコの山岳地帯に住む先住民族で、「走る民族」という名を持つ”ララムリ”は、走る時に「ワラーチ」と呼ばれるサンダルを履いているそうです。ワラーチは、廃棄されたタイヤを底に使い、革ひもで足を固定するシンプルな履物です。彼らは、このワラーチを履き、夜通し100kmを走ると言います。日本でも数年ほど前から、いろいろな人がワラーチを自作しており、試行錯誤してオリジナルのワラーチが作られています。ここでは、私流のワラーチの作り方を一例として紹介します。このHow toでは、普段履きなれた靴ではなく、ララムリのようにワラーチを作り、素足に近い感覚で歩き・走ってみます。足から大地をダイレクトに感じ、地球を踏みしめてみましょう。

  • スキマの植物とは、文字通り、コンクリートやアスファルトのひび割れ、ブロック塀のスキマや割れ目など、思いがけない隙間に暮らす植物のことです。珍しい、と思うかもしれませんが…… 実際は、街中の私たちの身の回りは、そんなスキマの植物であふれています。しかもかなりの種数が街のスキマには暮らしています。まずは視線を、足元のスキマに向けて歩いてみましょう。100メートルと歩かないうちに、何か緑の植物を見つけられるでしょう。その感覚を保ったまま他の道も歩いてみましょう。続々と花が見つかりませんか? 花を見つけたら、その周りにも目を巡らせてみましょう。花に昆虫が来ていませんか? もしかしたら幼虫がいて、葉っぱをかじっているかもしれません。スキマの植物は、私たちにとって一番身近な自然であり、街中の生態系の重要な要でもあるのです。身近に暮らすスキマの植物を探しに出かけましょう。

  • つくらし

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    赤、オレンジ、黄、グレー、茶、白、紫、ピンク、ベージュ、緑、‥‥。これ、何の色だと思いますか? 実は、私たちの足もとにある土の色。「えー、そんな色の土、見たことない!」と思うかもしれないけれど、よく見てみると、あなたの身近なところにもさまざまな色の土があるはず。小さなシャベルとビニール袋を持って、どんな色の土があるか見つけにいってみませんか?そして、いくつかの色の土が集まったら、土絵の具をつくり、自由に絵を描いてみましょう。今までは、ただ「茶色」と一括りに見えていた土も、絵の具にして並べてみたら、色の違いに驚くはずです。さらに、土の色を手がかりに、さまざまな発見も得られるはず! さあ、挑戦してみましょう。

  • 中沢清

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    マウンテンバイク(以下「MTB」)は、名前の通り、山道(トレイル)を走ることを目的とした自転車です。競技スタイルや遊び方も多様にあり、急な斜面を駆け下りる「ダウンヒル」や、アップダウンのある少し長めの距離を走る「クロスカントリー」といったレース競技や、自然の中で自分のペースで野山を駆け巡る「トレイルライド」などがあります。使用する自転車も街乗り用とは違い、強い衝撃に耐えられる太いタイヤと丈夫なフレーム、ショックを和らげるサスペンションが付いており、石や木の根っこで凹凸した山道を走るために適しています。MTBを操ることで、ハイキングやランとは違った感覚が味わえ、体験の可能性が広がります。また、自然の中を駆け巡ることで、爽快感が味わえ、全身で季節を感じることができます。ここでは、MTB初心者の方に向けて、トレイルライドのはじめ方と楽しみ方を紹介します。