25913270 4f02 4569 b4d8 6d78600900a7
2017.04.04237 views

【連載】野生児育成計画#6 潮干狩りで狩猟採集生活にデビュー!

7

藤原祥弘

エディター/ライター
潮干狩りは縄文時代から続く日本人のレジャーだ

日本各地の海辺に残る貝塚は、縄文時代のご先祖様たちが、生活からでたゴミを捨てた場所。ところによっては数mにもなる貝の層は、当時の人々が盛んに貝を採っていたことを教えてくれます。

時は下って江戸時代。いまではすっかり埋め立てられた東京湾の奥(品川区や江東区周辺)には大きな干潟があり、ここで潮干狩りを楽しむ姿が浮世絵としてたくさん残っています。

そして現代も春になると大都市周辺の潮干狩り場は多くの人で賑わいます。私たち日本人は縄文時代から江戸時代を経て現代に至るまで、ずっと潮干狩りを楽しんできたのです。

危険も少なく、家族で手軽に楽しめる潮干狩りですが、これだって立派な「狩猟採集」。ただのレジャーとしてではなく、「自分の糧を自分で得る」行為と捉え直すと、潮干狩りがまったく違う魅力を帯びてくるでしょう。

【連載】野生児育成計画
#1 大潮の夜を探検! 真夜中の磯遊び
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/67
#2 「水切り」と「遠投」をマスターせよ!
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/79
#3 木の枝からパチンコを作る!
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/93
#4 焚き火を使って「干し肉」を作る!
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/97
#5 春の小川で「草摘み」に挑戦!
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/100
#6 潮干狩りで狩猟採集生活にデビュー!
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/102
#7 空き缶でウッドガスストーブを作る!
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/112
#8 五寸釘を七輪で熱してナイフを作る!
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/118

REPORT RANKING
やった!レポ いいねランキング
READY
準備するもの
  • ふたつきバケツ

    1個

  • 熊手

    人数分

  • 目の粗いザル

    人数分

  • 着替え

    適宜

STEP 1

道具を揃える

  • Sp 14a06908 a299 44c6 bc35 1ea95ec6cdaf
  • Sp 52a82dd9 d6d2 4407 8605 9940c5caceb8

潮干狩りはとても少ない道具で楽しめる遊びです。貝を入れる容器さえあれば、素手でも楽しむことができます。しかし、短い干潮の間に効率よく採集するなら、熊手、バケツの2つは必須。これにキッチンで使う目の粗いザルがあれば、大漁は約束されたようなもの!

服装はその日の天候に合わせればなんでもよいですが、子供はもちろん、大人でもついつい深い場所へと入りたくなってしまうので、長靴があっても着替えは用意したほうがいいでしょう。

STEP 2

大潮の最干潮を調べる

  • Sp f0d73f3a ffac 4f86 a678 3266914dcf9c

潮干狩りに向いているのは、大潮の最干潮。このタイミングを知るには「タイドグラフ」や「潮見表」と呼ばれる潮の干満のタイミングを記した冊子が必要です。

現代では、インターネット上に各地域の潮見表がアップされているので、検索して確認するのが簡単。遊びに行くべき日を決めたら、最干潮の1時間以上前に現地に到着できるように調整しましょう。大漁するには、下がる潮とともに最前線を掘り進むのがベストだからです。

STEP 3

大漁ポイントを見極める

  • Sp 9c9a8be7 851b 4899 a76a 91f499b5a33e
  • Sp 84ef0e4f 6e3c 46f5 8b50 97d1dd739d69
  • Sp 7b99cb3b c3ee 4062 847a 178b7e19d272

現地に着いたら地形をチェック。内湾を好むアサリの場合、砂浜一面に生息しているわけではなく、彼らなりに生活しやすい場所を選んで住んでいます。

砂浜には波の力で砂の小さな丘ができることが多いのですが、この丘と丘の間の「谷の部分」にアサリは住んでいます。

この谷を見定めたらまずは試し掘り。手近な場所をいくつか掘ってみて、アサリの密度が濃い場所を選んで掘っていきましょう。どこも同じように見える谷にも、アサリなりに居心地が良い場所があるのか、暮らしやすいところにはかたまって生息しています。

干潮時に真っ先に露出する場所は、砂が固くしまっているので掘りづらく、またアサリも多くありません。谷の部分のひたひたに水がある部分が掘りやすいでしょう。

MATOME
まとめ

今回は内湾に生息するアサリを例にとりましたが、日本各地に地域ごとの地形・貝の種類に合わせた潮干狩りが残っています。

紹介した方法は主に太平洋岸の内湾で通用する方法。場所が変われば最適な採集方法が変わってきます。そんなときに頼りになるのが、昔から地域で潮干狩りを楽しんできたお母さん方。声をかえてみれば、その土地に伝わる採集方法や食べ方を教えてくれるでしょう。そしてそんなお母さん方を遡って行った先には、江戸時代や縄文時代に潮干狩りを楽しんだご先祖様たちがいます。

何億年も続いてきた潮の満ち引きを感じながら、そんなことに思いを馳せるのも、潮干狩りの楽しみのひとつです。

【連載】野生児育成計画
#1 大潮の夜を探検! 真夜中の磯遊び
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/67
#2 「水切り」と「遠投」をマスターせよ!
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/79
#3 木の枝からパチンコを作る!
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/93
#4 焚き火を使って「干し肉」を作る!
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/97
#5 春の小川で「草摘み」に挑戦!
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/100
#6 潮干狩りで狩猟採集生活にデビュー!
https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/102

GROW CHART
成長スコアチャート
野性4
2知性
3感性
アクティビティ
食べる
環境
季節
春 ・ 夏
所要時間
半日
対象年齢
小学校低学年以上
やった!レポを投稿
写真とコメントをみんなと共有しましょう。
※画像サイズが大きい場合、通信料などがより多く発生します。
ログインしてやった!レポを投稿しよう!
※投稿するにはログインが必要です。
Profile
あと140文字
コメント
Profile
あと140文字
クリップしたユーザー(7人)
LATEST HOW TO
新着のHow To
NEWS
お知らせ