HOW TO

How To一覧
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  • 私たちの身近に生えている野草や山菜など。天ぷらやおひたしと言った、和食として食べるイメージが多いのではないでしょうか? 古くから日本人が食してきた野草・山菜ですが、「和ハーブ」*として捉えると、料理の幅がぐっと広がります。和ハーブも、西洋ハーブと同じようにオリーブオイルやチーズ、バターとも相性がよく、洋食にも大活躍する食材になります。また、料理のレパートリーが増えれば、草摘みの楽しさも倍増します。このHow toでは、庭にいつのまにか生えてきたり、里山を歩いていると道端に生えている身近な野草や山菜を集め、バターやクリームチーズと混ぜ合わせて、「和ハーブバター」と「和ハーブチーズ」として美味しくいただく方法を紹介します。なかには、スーパーで買えるものもありますが、自然に生えているワイルドな和ハーブは、香りも味も格別です! また、自分で見つけ、丁寧に採った新鮮な食材は、特においしいく感じること間違いなしです。「野草や山菜には興味があるけど、どのように食べていいかわからない……。」「和食より洋食派。」「おしゃれに自然を楽しみたい。」という方にはおすすめの「和ハーブバター」と「和ハーブチーズ」。見るだけではなく、触って、嗅いで、味見して、身近な自然の味覚を、楽しく味わってみませんか?*和ハーブとは?日本を故郷としてこの風土で育ち、伝統的に暮らしの中に取り入れられてきた有用植物のこと。和ハーブ協会による、和ハーブの定義は「江戸時代以前から土着化している植物で、香りが強く、薬効があるもの」とされています。

  • つくらし

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    赤、オレンジ、黄、グレー、茶、白、紫、ピンク、ベージュ、緑、‥‥。これ、何の色だと思いますか? 実は、私たちの足もとにある土の色。「えー、そんな色の土、見たことない!」と思うかもしれないけれど、よく見てみると、あなたの身近なところにもさまざまな色の土があるはず。小さなシャベルとビニール袋を持って、どんな色の土があるか見つけにいってみませんか?そして、いくつかの色の土が集まったら、土絵の具をつくり、自由に絵を描いてみましょう。今までは、ただ「茶色」と一括りに見えていた土も、絵の具にして並べてみたら、色の違いに驚くはずです。さらに、土の色を手がかりに、さまざまな発見も得られるはず! さあ、挑戦してみましょう。

  • 林敏弘

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    皆さんはピンホールカメラ(針穴カメラ)を知っていますか?簡単に言うとカメラに必ず付いている「レンズ」が無いカメラのこと。レンズが無いのにどうして写るかって?代わりにとても小さい穴を使います。そしてその穴のおかげでちゃんと写真が撮れるのです。カメラ付きスマホの普及もあって、最近は誰でも簡単に写真を撮りますね。SNSにアップする人も多いです。では、なんで今どき「ピンホールカメラ」なのでしょう?それはレンズのカメラでは撮れない「光の柔らかさ」や「ゆったりと流れる時間」が、ピンホールカメラで撮った「ピンホール写真」では表現できるからです。アプリで加工する必要もありません。これまでのピンホールカメラは箱や缶などを利用して作り、印画紙やフィルムで写す方法が一般的でした。印画紙を利用する場合は暗室も必要ですし、現像の薬品も使わねばならず、ちょっと試すにはかなりハードルが高かったのです。でも近年デジタルカメラが進歩して、簡単にデジタルのピンホールカメラを作って撮ることができるようになりました。ぜひ皆さんも挑戦してください。そして、その魅力を存分に味わいましょう。

  • 今野恵菜

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    正確な数値は必要ないけど、「この棒の大体の長さを知りたい」「ここからあそこまでの大体の距離を知りたい」というシチュエーション、結構あるんじゃないでしょうか?しかし、そういう時にいつも定規や巻尺を持っているとは限りません。ましてや、山や森などの自然のなかでは尚の事。「身体ものさし」をインストールしておけば、その場ですぐに「ざっくり」とした長さや距離を知ることが出来ます。さらに、そのものさしを組み合わせれば 、定規や巻尺では到底測ることができない高い木や建物の高さも「ざっくり」測ることが出来てしまいます。このHow toでは、使いやすい2つの「身体ものさし」を身体にインストールする方法と、その2つのものさしを組み合わせた「間接測定」の方法を紹介します。

  • MAKI UEDA

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    自然の中を歩き、花や葉っぱなどの素材を収集して、匂いを抽出し、カンタンな香水を作りましょう。自然界には匂いがあふれています。今回はチンキ法という、古来より人類が用いてきた原始的な抽出法を用います。香りをまとうためのファッション香水を作るのではなく、そのほのかな自然の香りを楽しみます。いわゆる昔のバニラエッセンスは、天然のバニラビーンズをアルコールに浸して香りを移したものです。(茶色い液体の方です。最近の透明のものは合成香料で作られたものが多いんです。)アルコールに浸して香りを移すこの方法と要領は同じです。今回はアルコールの代わりにウォッカを使います。梅酒や果実酒を作るのとも似ています。もし台所にある食品から香りを抽出すれば、「食べられる香水」になります。レモンで作ればレモン香水となり、魚料理にシュッとひとふきするのも楽しい食卓の演出ですね。同様に、例えばペットの匂いが染み付いたぬいぐるみを素材とすれば、ペットの匂いが抽出できます。匂いがする物であればたいてい、抽出できます。色々な素材で試してみてください。子どもも大人と一緒に楽しめますので、夏休みの自由研究ネタとしてもお使いください。

  • 自然の中に入っていくと、風景に目を奪われるだけでなく、身体や足でもいろいろな心地を感じ取ります。砂利道や落ち葉道のような音が聞こえてくる道もあれば、芝生や砂地の沈み込み方、ぬかるみで体のバランスが不安定になるなど、全身でその土地を感じることができます。目に見える光景だけでなく、大地を踏みしめる感覚から、自然をより深く味わってみませんか?実際に自然の中に足を運んで、身体で得たその土地の体験を、HapticScape(ハプティックスケープ)と呼んでいます。このHow toでは、自然を通して得られる多様な触感を視覚情報に置き換えて、主観的な感覚である「歩き心地」をHapticScapeとして描きます。自分の主観的な体験を俯瞰して眺めてみることや、他の人と共有することを目標に取り組んでみましょう。HapticScapeをつくる手順は大きく3つに分かれます。第一に、自然の中に分け入って「歩き心地」をゆっくりと確かめます。そして、その体験を視覚的なハッチングで表現し、記録してゆきます。ここでいうハッチングとは、線画によるテクスチャのことを指しています。第二に、歩いた自然の中で、特に印象残った場所の風景をスケッチとして描きます。最後に、はじめに記録したハッチングを、描いたスケッチに書き込みます。

  • 宮原 悠

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    だんだん気温が低くなり、空は澄み渡り、焚き火が恋しい季節になってきましたね。そんな時大人気なのが、温かい食べ物。中でも焼きいもは、焚き火とセットの定番おやつ!昔は石焼きいも売りのトラックをよく見かけましたが、最近はスーパーでも見かけます。アウトドアで気軽にチャレンジできる焼きいも、上手に作ろうとするとなかなか奥が深いもの。ちゃんと火が通っていない、思ったより甘くない、焦げてしまった、、、皆さんも苦い経験があるのではないでしょうか? 今回は、キャンプでは一般的な、ピラミッド型の焚火台を使って、美味しい焼きいもの作り方をご紹介します。さつまいもが甘くなる仕組みを理解すると、誰でも簡単に甘い焼きいもが作れるようになります!科学の視点から芋を理解して、この冬、焼きいもマスターを目指しませんか?※注意事項・調理をする際は、やけどなどに十分注意して、必ず大人と一緒に作業するようにしましょう。

  • 川口拓

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    本格的な冬になってきました。外遊びをちょっと尻込みしてしまう方も、中にはいるのではないでしょうか?実は、冬のアウトドアには沢山の魅力があります。キーンと音が聞こえそうなほどに空気が澄んでいること、背の高い植物の姿が控えめになり見晴らしがとっても良いこと、キャンプ場がとても空いていること、焚き火の魅力を一層感じられることなど、、、楽しまなければ勿体無い、素敵な季節なのです!今回は、ネイティヴアメリカンの教えを交え、私の人生を変えたと言っても過言ではない、寒さなど全ての「不快」が好きになるかもしれない発想転換法をご紹介します。(今回の写真は全てイメージです)

  • 成瀬洋平

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    東京オリンピックの新種目に決まり、テレビなどでも取り上げられることが多くなった「フリークライミング」。カラフルなホールド(手がかり)が取り付けられたクライミングジムがたくさんでき、仕事帰りにひと汗流す人も多くなっています。でも、「フリークライミング」の魅力はやっぱり自然の岩を登ること。自然がつくり出した岩の形を読み解きながら、自分の身体だけで登れば、人工壁にはない喜びを味わえるはずです。すでにクライミングジムに通っている人も、これから始めてみたいと思っている人も、ぜひアウトドアの岩場に出かけてみましょう。ここでは、「フリークライミング」の始め方から、自然の岩場へ行くためのステップをご紹介します。

  • 川崎義博

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    サウンドスケープ(Soundscape)という言葉を聞いたことはあるでしょうか?この言葉は日本でも1990年頃から耳にするようになりました。サウンドスケープとは、カナダの作曲家マリー・シェーファーが1960年頃に作り出した造語です。Landscape(風景)という言葉から生まれた「音風景/Soundscape」を意味する言葉で、本来意図するのは「音を単に物理的に捉えるだけでなく、コミュニティや個人との関係性の中で捉えていこう」とする概念です。例をあげてみると… 日本では、お寺の鐘が問題になっている地域があります。時を知らせるとともに宗教的な意味合いも持ち、かつては「鐘の音を聞くと安らぐ」「鐘の音を聞くと心が和む」と感じる人は多かったものです。新しく住み着いた人で、その土地ともお寺とも繋がりが薄い人の中には、毎日鐘の音を聞くのはうるさいと感じる人もいます。鐘の音自体の大きさや種類は変わりないのに、聞く人によって受け取り方や意味は変わるのです。サウンドスケープでは、音の物理的側面だけを見るのではなく、音が持つ「関係性や意味」を捉えようとします。サウンドスケープにアプローチをしながら、理解を深めていきましょう。

  • 宮原 悠

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    たくさん運動をしたり、一所懸命勉強すると、妙に甘い物が食べたくなる時がありますね。なぜでしょうか?私たちが活動するためのエネルギー、その基本物質は糖分です。動物に限らず、それは植物も同じです。生き物のエネルギー源となる糖分、その多くは、自然界ではデンプン(炭水化物=糖質)として存在しています。デンプンを摂取するとそれを分解する消化酵素が出て、糖分に変換=糖化します。植物の種子であるお米や麦なども、発芽の瞬間に酵素を出し、自らのデンプンを分解しエネルギーに変えます。この仕組みを利用すると、いつも食べている野菜をより甘くすることが可能です。今回は、ジャム作りを通して、糖化のチカラを体験してみましょう。※注意事項・甘酒を仕込む際は水筒や魔法瓶に書かれている注意書を守って使用しましょう。・調理をする際は、やけどなどに十分注意して、必ず大人と一緒に作業しましょう。

  • 川口拓

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    タープでシェルターをつくり、シェルター内のレイアウトを決め、焚き火の位置が決まり、いよいよ焚き火に火を入れる。ブッシュクラフトという趣味の中でも、最もワクワクする瞬間のひとつです。そんな時に、自分でカスタマイズしたオリジナルのファイヤースターターキットを持っておくと、楽しさも倍増しますし、便利で、イザという場面にも活躍します。╲最高のアウトドアグッズがもらえるプレゼントキャンペーン実施中!╱https://gogo.wildmind.jp/campaign/201708/index.html【連載】ブッシュクラフト入門#1 ペグ作りで覚えるナイフの使い方https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/86#2 タープと2種類のロープワークでつくるシェルターhttps://gogo.wildmind.jp/feed/howto/87#3 フォックスウォークで地球と歩こうhttps://gogo.wildmind.jp/feed/howto/90#4 トラッキングベーシックhttps://gogo.wildmind.jp/feed/howto/96#5 ナイフ一本で挑戦!快適な焚き火ベンチをつくろうhttps://gogo.wildmind.jp/feed/howto/103#6 マルチに使える薬草ミストを仕込もう!https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/117#7 サバイバル術「シグナリング」を覚えておこう!https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/124#8 まわりにある素材でトング(火箸)を作ろう!https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/129#9 ファイヤースターターキットをカスタマイズ!https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/136

  • 藤原祥弘

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    化学繊維がない時代、私たちの先祖が衣類や紐の材料に使っていたのは植物の繊維でした。植物から繊維をとって紐を作るというと、何やら大ごとのように思えますが、植物の種類によっては、特別な道具を使わなくても簡単に紐に変えられるものがあります。しかもその植物は、今も私たちの身近な場所にたくさん生えているのです。その植物の名前は「カラムシ」。日本では北海道から沖縄まで、どこにでも生えているありふれた草です。カラムシを覚えてそれから紐を作れるようになれば、いつでもロープを持ち歩いているようなもの。慣れてしまえば、1mの紐を作るのに10分もかかりません。ご先祖様もお世話になっていたカラムシともう一度お近づきになってみませんか?【連載】野生児育成計画#1 大潮の夜を探検! 真夜中の磯遊びhttps://gogo.wildmind.jp/feed/howto/67#2 「水切り」と「遠投」をマスターせよ!https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/79#3 木の枝からパチンコを作る!https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/93#4 焚き火を使って「干し肉」を作る!https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/97#5 春の小川で「草摘み」に挑戦!https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/100#6 潮干狩りで狩猟採集生活にデビュー!https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/102#7 空き缶でウッドガスストーブを作る!https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/112#8 五寸釘を七輪で熱してナイフを作る!https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/118#9 夏の夜の雑木林を探検!https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/127#10「カラムシ」の繊維で紐を作ろうhttps://gogo.wildmind.jp/feed/howto/135

  • 園田純寛

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    雨上がり、鮮やかな緑色に潤う苔。その美しさにハッとするのは、きっと私だけではないと思います。そんな苔をお部屋にちょこんと置けたらと思い、苔玉や苔盆栽を試してみたけど、すぐに枯れちゃって…という声をとても多く聞きます。実際のところ、こういったものをお部屋で長く楽しむのはほとんど無理と思った方がよいと思います。苔は、他の植物とは体の仕組みが大きく異なります。他の植物よりも「置かれている環境」に影響を受けやすい性質があるので、環境の合わないお部屋で、むき出しの状態で育てるのはとても難しいのです。ですので、苔をお部屋にお迎えするには、他の植物とはちょっと違う方法、「環境を整える」という考え方でシステムを作る必要があります。今回は「テラリウム」という形で、苔を育てる方法をご紹介します。透明容器の内側に、苔の好む「多湿な環境」を作ることで、比較的簡単に苔を楽しむことができます。ただし、容器に苔を入れれば出来上がり!というわけではなく、いくつかポイントがあります。Stepを参考に、自分だけの苔のテラリウムを作り、お部屋で苔を楽しんでみましょう。※苔に興味のある方は、こちらのHow toもおすすめ!【連載】隠花植物入門 #1 めくるめくコケワールドを覗いてみよう! https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/113

  • WILD MIND GO!GO! 編集部の女子が集まり、アドバイザー兼部長にブッシュクラフト インストラクターの藤井浩美さんをむかえ、おすすめの楽しい外遊びを紹介する「GO!GO!女子部」。今回は、ブッシュクラフトの手法から野草を日常に取り入れて、夏に大活躍する軟膏を作る方法を紹介します!夏の暑~い時期、悩まされるのが、チクチク刺す虫たち。虫除け対策をしていても、どうしても刺されてしまいますよね。そんな時に活躍するのが、患部に塗る軟膏。どこにでも生えている野草「オオバコ」を使って、簡単に作れちゃうんです。また、虫刺されの他にも、擦り傷・保湿に役立つクリームとしても使えます。実際にブッシュクラフトでは、虫刺されや傷対応にはそこにある野草を手で揉んで、直接塗布するとか。少なくともよもぎ・どくだみ・オオバコは、覚えておくといざという時に役立つのでおすすめだそうです。オオバコは、日本薬局方にも収録されている生薬。Wikipediaによると、オオバコは煎じて用いられ、服用すると咳止め、たんきり、下痢止め、消炎、むくみの利尿、熱を冷ますなどの効用があるとか。なんて万能な野草でしょう!ここでは、自生するオオバコを採取し、オリーブオイル、ミツロウと合わせて軟膏を作ります。分量のわかりやすさと作業のしやすさを重視して、少し多めの量で紹介しています。必要な量に合わせて調整するか、お友達と一緒に作ることをおすすめします。※【連載】ブッシュクラフト入門 では、「よもぎ」を使った薬草ミストの作り方が紹介されています。興味がある方は、こちらもご覧ください。【連載】ブッシュクラフト入門#6 マルチに使える薬草ミストを仕込もう!https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/117