HOW TO

How To一覧
テーマ:植物
  • 瀬尾一樹

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    一歩外に出るとさまざまな場所に、木はたくさん植えられています。そして、木の幹や枝が切られると断面に現れるのが「年輪」です。木が一つ年を取るごとに年輪の輪っかが一つ増えていくことはみなさんもご存知かもしれませんが、それ以外にもその木がどんな環境にいてどのように生きていたか、年輪にはその道筋が刻み込まれています。もちろん、年輪は断面の一つに過ぎないので全てがわかることはありませんが、年輪から得られる情報は多いです。また、年輪は一年中観察でき、街中の公園樹や街路樹など身近に見つかるのが嬉しいところ。年輪を探して、木の一生を読み取ってみましょう!

  • 鈴木純

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    冬枯れの樹木を見上げて、「あれ?あんなところに鳥の巣が?」と思うものがあったら、それはもしかしたらヤドリギかもしれません。樹上にポンポンと丸いものがついている様子は、可愛らしくもあり、不思議でもあり、植物好きな人でなくても、つい気になってしまう存在です。今回はそんなヤドリギがどんな植物なのか、せまっていきたいと思います。ヤドリギは冬以外の季節でも見ることができますが、冬に観察するからこそ楽しめる現象があります。今年の冬はヤドリギのことをよく知って、気になる存在にしてみましょう。「半径100mで探す!冬芽の顔あつめ」https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/224「植物の謎解き ひと足早く春の植物観察に出かけよう!」https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/226「早起きの植物を探しにいこう!」https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/232「秋は、植物の旅を観察しよう!」https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/237

  • 鈴木純

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    植物は地面に根をおろし、芽生えた場所で一生を過ごします。その場から移動しない生き方は、手足を使って移動する動物との大きな違いと言えます。ですが、植物にもその一生のなかで、えいっと遠くに移動する時があります。それは、植物が実や種となった時です。動物にくっついたり、羽を生やして飛んで行ったりと、旅をするのに適した姿に一時的に変身し、親元を離れていくのです。秋は、そんな実や種の移動の工夫が観察しやすい季節です。植物たちのさまざまな移動の工夫を見つけて、秋の植物観察を楽しみましょう!「半径100mで探す!冬芽の顔あつめ」 https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/224「植物の謎解き ひと足早く春の植物観察に出かけよう!」 https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/226「早起きの植物を探しにいこう!」 https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/232

  • 川口拓

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    まだもう少し夏の余韻は続き、その後は心地よい陽気の秋がやってくる!そんなわけで自然の中へ出かけたい・・・だけど今は我慢してなるべくお家に居ないと・・・。そんな時にピッタリな、皆さんを癒してくれる簡単&手軽な野草遊び「ヨモギのスチームテント」を紹介します。野草から出る薬効成分たっぷりの蒸気を、粘膜から取り入れる事で、お家に居ながら大自然を感じ、自分の身体が自然のパワーで満たされる感じがします!公園や土手にちょっと散歩に行くついでにヨモギを採取し、お家で実践してみてください。ヨモギが見分けられない、近所に野草が生えていない方などは、ティーバッグのハーブティーでも出来ます。そしてこのセルフヒーリングレシピは、スチームテントだけで終わらず、スキンローション、湿布というおまけヒーリングもついてきます!それでは早速やってみましょう。

  • 鈴木純

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    1年中いつでも楽しむことができるのが植物の良さですが、それでもやっぱり大変なのが夏です。特に近年の酷暑ともいえる暑さのなかでは、外に出ることさえおすすめできない状況になってきました。こうなると夏は植物観察をお休みしないといけないように思えてきますが、じつは良い方法があります。それが、早朝の植物観察です。まだ日が昇っていない時間に植物はどのようなふるまいをしているのでしょうか。いつもより早起きをして確かめにいきましょう!「半径100mで探す!冬芽の顔あつめ」https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/224「植物の謎解き ひと足早く春の植物観察に出かけよう!」https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/226

  • 大海淳

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    「野草を食べる」というと、なにか少し変わったこと、楽しそうなことと感じる人が多いかもしれません。もちろん、そういう気持ちや気分というのもよくわかるのですが、じつは、それ以外にもぜひ気がついてもらいたいことがあるのです。それは、私たち人類は、この地球上に誕生したときから、ずっと植物を食べ続けてきたということです。けれども、今日のように人為的に田んぼや畑で作られる穀物や野菜がなかったときは、一体どうしていたのでしょうか? それは、もちろん、自然の大地に生える野生の植物を食べていたのです。そして、その野生の植物というのは、大きく分けて、「木」と呼ばれる木本植物と、「草」と呼ばれる草本植物とがありますが、このうちの草本植物にあたるものが、いわゆる「野草」と呼ばれているものにほかなりません。つまり、私たちは、人類としてこの世に登場して以来、ずっと「野草」のお世話になってきたということです。ですから、「野草を食べる」ということは、ただの楽しみばかりでなく、「私たち人類は野草によって支えられてきた」という大きな意味があることにも気がついてもらいたいと思うのです。

  • さまざまな生き物が目覚める春は、散歩や山歩きの楽しい季節です。色とりどりの花に心もウキウキして、思わず、木の花・野花などを採集して持ち帰りたくなりますね。家に持ち帰ってそのまま生けるのも良いですが、ちょっとした色集めのコツを知っていると、配色をポイントにした素敵なボックス生け花を作ることができます。ちょっとしたコツ、それは「補色の関係」です。補色(ほしょく)とは、色相環の中で反対側に位置する色のペアのことで、この2色の取り合わせは最もバランスのとれた美しい配色と言われています。なんと色の世界には最初から決められたお相手がいるのです!このHOW TOでは、そんな補色の関係が一目で分かる「補色ガイド」を使って、自然の中の春色から補色を見つけ出すことに挑戦します。そして、採取した植物の補色ペアでボックス生け花を作成します。作品を眺めながら、補色が人間にとってバランスのとれた美しさであるということを感じてみましょう。<関連HOW TO>「自分のネイチャーカラーパレットをつくろう!初級編」https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/39「冬の植物を採集して、冬色スケールをつくろう!」https://gogo.wildmind.jp/feed/howto/221

  • 鈴木純

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    気温が上昇し、吹く風が春めいてくると、植物たちもにわかに動き始めます。足もとに咲くちいさな草花を見たり、樹上の可愛らしい芽吹きを見たりと、春の植物には見どころが満載です。なにを見ても楽しい季節ですが、その楽しみをさらに倍増させる方法があります。それは、春の植物観察を冬のうちからはじめておくことです。春は、ある日突然やってくるように感じますが、じつはそうではありません。植物の動きが止まってしまったかのように見える冬に、その準備は秘かに行われているのです。となれば、冬の終わりから植物観察をはじめることには、なにか意味がありそうです。具体的な植物観察事例を通して、春の予兆の楽しみ方が伝われば嬉しいです。今年はぜひ一足早く植物観察をはじめてみましょう!

  • 鈴木純

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    冬のとっておきのお楽しみ。冬芽観察に出かけましょう!・・・といってもわざわざ野山に行く必要はありません。家からすぐそばの場所でも、個性豊かな冬芽をたのしむことができます。方法はとっても簡単。樹木を探し、枝先をのぞきこむだけです。あとはルーペさえあれば、これまで素通りしていた近所の樹木の魅力にぐぐぐっと近づくことができます。家にこもりがちな季節ですが、気分転換も兼ねて近所のお散歩をたのしんでみませんか?冬にしか見られない期間限定の自然の芸術がまっています。

  • 冬、身近な植物たちは枯れて冬色になります。そんな色が無くなった世界でも、枯れ葉や枝を見比べてみると決して同じ色ではありません。明るく白に近い「茶色」から、暗く黒に近い「茶色」まで、同じ茶色ですがそこにはさまざまな明るさがあります。私たちがあたりまえに見ている風景には色がついています。「見る」という行為は受動的なので、自然の美しい色使いの風景を見た瞬間に心を奪われますが、いざ自分でその感動的な色を何かに応用しようとしても、なかなかうまくいかないことに気づきます。そんなとき、自然の色で作られたスケールがお手本にあったら、と思いませんか?このHOW TOでは、枯れた植物を採集して見比べることで、同じような枯れ色にも明るさの違いがあることを発見し、色の「明暗」を意識できる「明るさのスケール」を作る方法を紹介します。冬色スケールが美しい色使いの糸口であることを体験しましょう。

  • 栗田朋恵

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    “Wonder”=不思議・驚き・奇跡自然の中には“Wonder”がたくさんあります。教科書や図鑑にない、“私のWonder”を探しに出かけましょう。ある時、3歳の男の子が手のひらをギュッとにぎって山道を歩いていました。手のひらの中には小さな小石がありました。何てことない小さな黒い小石ですが、手の中にぴったりとおさまる大きさや色に、何ともいえない“ちょうど良さ”がありました。触るごとに愛着がわき、落としたときには必死に探しました。その小石の“良さ”は、ほかの誰にもわからないかもしれません。けれど、自分だけが感じられる何ともいえない“良さ”に、男の子は出会えたのです。たとえば“Wonder”は、そんな小石かもしれません。または、曲がった木の枝、落ちた椿の花、穴の空いたどんぐり。雨粒がついたクモの巣。夏の木漏れ日。同じものには二度と出会えない自然の中だからこそ、見つけた“Wonder”にいっそう心がときめきます。誰かの「いいね」ではなく、私の「いいな」を見つけること。子どもは「いいな」を見つける名手です。「いいな」と感じるものを見つけたら、写真を撮ったり、大事に拾って持ち帰りましょう。そうして集めた“Wonder”をボックスに入れて、作品に仕上げましょう。

  • 渡邉智之

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    太陽からはいろいろな光が降り注いでいますが、その中には人の目には見えない「紫外線」が含まれています。紫外線と聞くと、日焼けの原因になるのであまり良いイメージがないかもしれませんが、実はその光で照らすと"光る生き物たち"がいるのです。ここでは、誰でも簡単に手に入る「紫外線ライト」を使って、私たちの身の回りや、身近な自然の中にいる生き物を観察する方法を紹介します。思いもよらない生き物の新たな姿に出会えるかもしれません。

  • 三澤 遥

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    「葉っぱを描いてみましょう」と絵を描いてもらうと、緑色の絵の具やクレヨンを手に取る人が多いのではないでしょうか。葉っぱはどんな色をしているでしょう?実際に植物を観察すると、言葉では言い表せないほど色や質感が豊かです。同じ木に生えた葉っぱでも、一枚いちまい色が異なります。葉脈のかたちも、虫食いのかたちだって違います。今回は葉っぱを丸くくり抜いた「葉っぱ丸」をつくって、葉を観察してみましょう。葉っぱのかたちが丸く統一されることで、色の美しさや柄の面白さがより一層目に鮮やかに見えてきます。知っていると思い込んでいる葉っぱが、びっくりするくらい美しく思えたり、なんだか別のテクスチャに見えてきたり、知らない存在に思えてきたり・・・。身近なところに潜む感動をきっと発見できるはずです。

  • 皆さんは、身近な植物をじっくりと観察したことはありますか?「生を写し取る」と書いて「写生(スケッチ)」は、モチーフ(対象物)の構造やしくみを丁寧に観察し、形のなりたちを理解するために行ないます。スケッチをすることは、その存在そのもの、つまり命の力を感じ取ることにつながります。そして、スケッチを繰り返してゆくと、対象物を観察する目も養われて、これまで見えなかった微細な形まで見えてくるようになります。このHOW TOでは、身近な植物をモチーフにしてスケッチすることで、植物の構造や仕組みを観察し、形の成り立ちを理解する方法を紹介します。でも真っ白いスケッチブックに、モチーフを正確に写しとるのはとても難しいことで、かなりの技量が必要ですよね。正確に外形を写し取れないと、その後どんなに描き込んでも、何を描いたのかわからなくなってしまいます。そんな残念な経験を何度かくりかえし、たいていの人は絵を描くことを断念してしまいます。でも大丈夫!ここでは、モチーフの形をなぞって写しとる「トレース」という手法を用い、外形を正確に写しとったあとで、その外形内の描き込み=「観察すること」に集中してスケッチを進めます。散歩の途中で見つけた草木や、室内の観葉植物など、身近な植物でも楽しめるので、皆さんもぜひ挑戦してみましょう。

  • ここ最近、縄文時代に注目が集まっていることをご存知でしょうか。およそ15000年前から1万年以上続いた時代。あまりの時間的隔たりに「同じホモ・サピエンスなの?」と思いたくなりますが、間違いなく同じホモ・サピエンスであり、私たちからざっくり80代遡ると縄文人に行き当たるのです。そこで今回は、縄文人たちとの繋がりを日常の暮らしの中から探し出し、私たちの中に眠る縄文人の痕跡を探ってみたいと思います。私たちの暮らしには、縄文時代から続いているものが結構あります。今回はその中でも「食べること」を通して縄文人と私たちの繋がりを探し出し、日本人特有の味覚センスについて考えることにします。そして体験を通じて、私たちの中にある12%の縄文人DNAについても考えてみることにしましょう。※STEPで紹介するジオラマの写真は、新潟県立歴史博物館のものです。http://nbz.or.jp/