HOW TO

How To一覧
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  • 小学校高学年のときに顕微鏡でタマネギの皮や野菜の切片をのぞいた覚えのある人は多いのではないでしょうか。顕微鏡を使った授業は小学生にはちょっと高度にも思えますが、そこには科学の発展を担う卵たちを育てる意図があったのかもしれません。しかし、多くの人の顕微鏡体験が小学校で触れたきり、というのもまた事実。高価な顕微鏡はよほどの興味がなければなかなか個人では買いません。ところが近年、手軽に微小な物を観察できるハンディ顕微鏡が登場して事情がかわりました。倍率が100倍前後のハンディ顕微鏡の価格は2000~3000円ほどとだいぶ気軽に入手できるようになりました。このハンディ顕微鏡を使って小さな生き物の世界をのぞいてみましょう。

  • 香本佳彦

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    「自分の力で川下りをする」と考えたことはあるでしょうか? 近年、世界中で、背負って歩ける「パックラフト」というボートで川下りをする人が増えています。川下りは水の上をゆく自由な旅です。そこには、私たちをときに助け、ときに縛る社会からは、少し距離のある時間が流れています。漕ぐもよし、漕がぬもよし。全ての歩みを自ら決める川の旅は、自然の豊かさのなかに私たちを溶け込ませ、深く自分と向き合う時間と、確かな手ごたえを与えてくれます。実際に川に出てみると、舟でしか行けない場所、見られない景色がこんなにもあるのだと、あなたを驚かせてくれるはずです。さぁ、パックラフトでまだ見ぬ世界へ旅立ちましょう!

  • 近年の国際情勢の不安定化は、日本が海外からのさまざまな物資に支えられていることを浮き彫りにしました。石油、レアアース、肥料、食糧……。現代の暮らしは、国際的な協調なしには営めません。しかし、鎖国の時代にも日本人は生活を営み、生きながらえてきました。その気になれば、日本の国土にあるものだけでも生活は成り立つはずです。もちろん、当時よりも日本の人口は格段に増え、自然界の生産力は衰えています。そのかわり、科学が発達しました。進んだ化学と知識を駆使して自然界の生産力を生かしながら生活をつくると、それはいったいどんな暮らしになるでしょうか。ライフラインが途絶したときに個人では何ができるのでしょうか。WILD MIND GO!GO!の過去の記事からそのエッセンスを集めてみましょう。

  • のん

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    春の七草のひとつに数えられるハコベ(はこべら)は、もっとも身近な食べられる野草。庭や家の近所に生えているのを知っている人も多いでしょう。人だけでなく、飼い鳥やウサギにも喜ばれる食べやすい野草ですが、消炎効果の高い生薬「繁縷(はんろう)」としても知られ、江戸時代には歯磨き粉の素材に使われていました。そんな素朴な歯磨き粉を再現してみましょう。

  • 斎藤 徹

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    最近、街で見かける自転車にスポーツ車が増えました。今や高校生も当たり前にロードバイクやクロスバイクに乗っています。もしもあなたがそんな少年なら、自分の自転車のフレームをよく見てみましょう。きっとそこにはなんのパーツも付いていないネジ穴があるはずです。その正体は「ダボ」。キャリアなどを取り付けるためのネジ穴です。かつての自転車少年たちはキャリアに生活の道具をくくりつけて日本一周や海外へと旅立っていきました。移動時のエネルギー効率において、生身の人間はほかの生物やエンジンを使う乗り物と比べてそれほど優位ではありません。しかし、ひとたび自転車にまたがると他を大きく引き離すほど効率が高まります。自転車は人間が発明した乗り物のなかで最もエネルギー効率が高い道具だと言われています。あなたのもっているスポーツ車も数百km、数千kmを走り抜ける性能を秘めています。自転車のメンテナンスとカスタムの技術を覚えて、自転車で旅に出てみましょう。

  • 料理に欠かせない香辛料の多くは海外が原産国。それらの多くは輸入によって供給されています。そんなスパイスのなかでも、日本の山野に自生し、手軽に採集できるのがサンショウです。香り高いサンショウの収穫の適期は春から初夏。葉が瑞々しい今の時期にサンショウから自家製調味料をつくってみましょう。

  • 藤原祥弘

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    いまお住まいの家には庭はあるでしょうか。少しでも自由に使えるスペースがあるなら、そこを地域の生き物と共有する空間にしてみませんか。人が街をつくる以前から、地域の生き物はそこに暮らしており、私たちが去ってからもそこで暮らします。生き物にしてみれば人間のほうがビジターでしょう。先住民である彼らに暮らす場所を返しつつ、自分も庭づくりを楽しむ。そんな気持ちで自宅の周囲の空間をデザインしていくと、生き物と人間が相互乗り入れする庭ができあがります。そんな庭は小さな宇宙にして生きた博物館。庭に一歩おりるだけで、出かけなくても自然観察を楽しめるようになります。

  • 10秒湧水

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    川を眺めて「この水はどこからくるんだろう」と考えたことはありませんか。遠くの山? 深い谷? 実は都市の中にも川の水源になるような地下水の湧き出しがあるのです。それも身近な公園や神社などに。東京都だけでも591か所の湧水が確認されています(2023年度・東京都環境局調べ)。では湧水はどこからやってくるのでしょうか。その答えを探っていくと、地球の水循環やら数万年前の火山活動やら、ものすごいスケールのタイムトラベルが始まります。豊かな水源に神秘を感じて守り、利用してきた人間たちの営みなども見えてきます。そうしたダイナミックな物語を秘めているところが湧水の大きな魅力です。でも難しい話は後回し。まずは身近な水源と出会ってみましょう。ひとりでのんびり散策するもよし、家族や友だちと感動を共有するのもよし。湧水めぐりはそれぞれのスタイルで楽しめます。さあ、歩きやすい靴を履いて、街なかの水源を探しにいきましょう。

  • 長野修平

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    現在は東北地方にまで分布しているヤシ科のシュロ。本来は南九州原産と言われていますが、シュロの木の皮が暮らしの素材としてとても優秀だったために庭先などに植えられ、その種子を鳥が食べて運んだことから分布が広がったと考えられています。近年は山で増え過ぎて、除伐の対象にもなっていたりします。そんなシュロの木ですが、その幹はたくさんの繊維が不織布のように絡みあう皮に覆われています。それを剥がしたものは鉄鍋を洗う布タワシとして使われたり、また皮の繊維をほぐして縄にしたり、さらには棒に巻きつけて箒としても使われてきました。シュロを使った道具は古くから日用品として重宝され、今日でも職人が数十年使える箒やはたきを1本ずつ丁寧に仕上げています。シュロの皮の繊維は油分を多く含み水に強く、腐りにくく、驚くほど丈夫。そんな天然繊維の力を活用するミニ箒のつくりかたを解説します。

  • 金子 実

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    かつて、日本には旧石器時代の文化はないと考えられていました。しかし、在野の考古学者である相澤忠洋が群馬県みどり市の関東ローム層から石器を発見したことでこの定説は覆りました。相澤が石器を発見した岩宿遺跡からは約3万5000年前の後期旧石器時代初頭の石器が出土しています。これらの石器を収蔵する岩宿博物館(2026年秋まで改修で閉館中)では、黒曜石を使った石器作りのワークショップを開いており、その指導に石器作りサークルのメンバーがあたっています。この記事ではガラス質の石から石槍をつくり出す基本の技術を紹介します。

  • 採集時に資源への配慮が求められることの多い野生食材のなかで、いくら採っても問題なし、むしろ採ったほうがよいと言えそうなのがセイヨウカラシナです。その繁殖力は環境省から「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種」に指定されるほど旺盛。ちょっとやそっと採集した程度ではまるで減りません。そんなに丈夫な野草なのに味は一級品。若葉は漬物、花芽はおひたしで美味です。都市近郊の川の土手などにもよく生えているので採集も簡単です。花芽を楽しむなら2月下旬から3月上旬が適期。春の野に出て若菜を摘んでみましょう。そして初夏に実る種子はマスタードとして利用できます。ポイントは夏まで忘れずに!野生のカラシナの種子から自家製の粒マスタードをつくろうhttps://gogo.wildmind.jp/feed/howto/290

  • 「フィールドノート」とはフィールド(野外や社会)で自身が見聞きした事象を書きつけたノートのこと。異文化や社会を研究する人も用いる言葉ですが、自然観察の世界では主に観察した生物の記録を指します。フィールドノートをつけると、いつ・どこで・だれと・何をしたのか、何を見たのかを数十年にわたって残せます。書き残さなければ忘れてしまう事柄をとどめ、ある地域にあった生き物の営みの変遷をあとから俯瞰することもできます。また、見極めて記録をとろうと意識することで動植物を精緻に見る目も養われます。生き物の世界に興味がわいたなら、ぜひ記録を残してみましょう。

  • 宮原 悠

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    山遊び、自然観察、狩猟、冒険。どんな野外活動であっても、「もう少し遠くの様子を、はっきり確認したい」と感じる場面があります。風景の奥行き、木立の向こうの動き、見慣れない動植物。そうした視覚情報を補ってくれるのが双眼鏡です。双眼鏡は、特別な観察をするための専門道具と思われがちですが、実際には自然遊びそのものの解像度を高めてくれる、ごく実用的な道具です。遠くを見るというよりも、「これまで曖昧だったものが、意味のある情報として見えるようになる」。その変化は、野外での判断や安心感にもつながります。一方で、いざ双眼鏡を選ぼうとすると、倍率や口径、構造、コーティングなどの専門用語が並び、最初の一歩で迷ってしまう人も少なくありません。本稿では性能比較に踏み込みすぎることなく、「野遊びに双眼鏡を持っていく」という行為を無理なく始めるための選び方を整理していきます。

  • 人は植物や昆虫、獣から糸を取って利用してきました。細く長い1本の糸を、広がりのある布にするのが織りと編みの技術。糸を縦横に組み合わせてはじめて、布として利用できるようになります。織りの技術のなかでも最もシンプルなのが平織りです。経糸と緯糸を交互に織るこの方法で、布の原点を感じてみましょう。布や洋服はすべて、糸の集合体ということを感じられます。

  • 房総竹部

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    近年各地で問題になっている放置竹林。暗く見通しの利かない竹林は獣たちのすみかとなり、そこから夜な夜な獣たちが田畑へと遠征してくるようになっている。ところがほんの数十年前までは、竹林は生活に必要な資源を生み出す宝の山だった。春にはタケノコが生え、その材はさまざまな生活道具の素材に使われてきた。竹林の価値は今も昔も変わらない。変わったのは私たちの手からそれを活用する技術が失われたこと。もう一度竹を生活に生かす技術を身につけて、地域の竹林に息を吹き込んでみよう。